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4年ぶり!子供達がたっぷりの玩具に触れる東京おもちゃショー一般日開催【#東京おもちゃショー】

コロコロ魂フェスティバルは対戦中心の熱い雰囲気

【東京おもちゃショー2023】

開催期間:
6月8日~9日(商談見本市)
6月10日~11日(一般公開)
会場:東京ビッグサイト(東京都江東区有明 3-11-1)

入場料:小学生以下無料・中学生以上1,500円

 東京おもちゃショーは6月10日と11日、一般のユーザーが入場できる「一般日」となる。入場料が必要で、小学生以下無料、中学生以上1500円。近年、東京おもちゃショーはコロナ禍の自粛を受け一般日を設けていなかったが、今回4年ぶりの一般日の開催となった。

 東京おもちゃショーは商談見本市であるで「ビジネスデー」と一般日では大きく様相が異なる。商談見本市は、言ってみれば夏からの店頭販売のために新製品を関係者に説明する場所だが、一般日は玩具メーカーが子供達を楽しませる場所だ。

 一般日では商品の体験会コーナーや、組み立てなどを補佐するワークショップ、ルーレットやくじ引きなどもある。販促物などのグッズ配布などもある。子供達にとっては夢のような場所だ。視界360度全部が玩具なのだ。大型玩具店以上の圧倒的な"玩具の洪水"は子供をハイテンションにさせる。

大人にも人気のバンダイブース
バンダイはプラモデルの製造工程を成型射出機で説明。プラノサウルスのサンプルをプレゼント
シルバニアステージは大盛り上がり
プラレールも人気
ナーフの射撃コーナーも行列ができた
女性にも人気のシンカリオン
セガトイズも様々な体験コーナーを用意

 もちろん「商品を印象づけ、買ってもらいたい」という思いはあるが、やはり「自分たちの玩具を子供達に楽しんで欲しい」というメーカースタッフの思いがしっかり伝わってくる。メーカーのスタッフは来場者の誘導や商品の説明、販促物の配布などに積極的だ。

 何人もの玩具開発者に話を聞いたことがあるが、東京おもちゃショーの一般日はやはり特別なイベントなのだという。自分が開発した玩具、関わった玩具を子供達が楽しむ姿を目の前にするのは商品開発への強いモチベーションになる。子供達は予想もつかなかった遊びをしたり、思わぬ使い方が見つかったりする。

 もちろんメーカーの人たちは発売日には店頭に行ったり、イベントに参加したり、時には子供達を集めての体験会などで自分の商品がどう子供達が遊ぶか、楽しんでいるかをリサーチしているが、東京おもちゃショーは他社の商品を遊ぶ子供達の姿も見られる。

 玩具関係者にとって、一般日こそ彼らが一番見たい「玩具で楽しむ子供達」にたくさん出会えるのだ。コロナ禍の自粛で止まっていた時間が再び動き出したとも言える。一般日の子供達の姿が、開発者にいかに力を与えてくれるか、これからの玩具の開発にも注目していきたい。

 今回はさらに「コロコロ魂フェスティバル」も同時開催となった。コロコロコミックスで展開している様々な関連玩具のイベントが一堂に会すイベントだ。この会場の子供達ははっきりと勢いが違う。「ヴァンガード」、「ベイブレード」、「ニンジャラ」、「ポケモンアルティマッチ」、「釣りスピリッツ シンカー」などなど様々なコンテンツがあるのだが、はっきりと"対戦"を前面に出している。

 競い合う子供達と、それを観戦する子供達。親子での対戦コーナーなどもあり、様々な場所で戦いを繰り広げているのだ。"対戦大会"では勝った子供達にインタビューがあったり、観戦スペースがあったり演出もしっかりしている。東京おもちゃショー全体とはやはり雰囲気が違う。

【コロコロ魂フェスティバル】
コロコロ魂は対戦を演出で盛り上げるコーナーが目立った

 4年ぶりの開催となった東京おもちゃショー一般日。数年前の東京おもちゃショーは身動きできないほどごった返していた記憶がある。今回はそれに比べると少し余裕があり、以前の勢いには少しだけまだ足りないかな、という印象も持った。

 一方で確実に子供達が楽しめるイベントは再開している。夏のイベントなどは例年以上に大きく盛り上がるのではないだろうか。子供達に限らずホビーイベントはユーザーに力を与える。様々なイベントに注目していきたい。