ニュース

今だからこそ表現できるサーバイン!メガハウス「リアルポージングロボット サーバイン」「ビルバイン」の独自解釈が光る! 【#メガホビEXPO2023】

【メガホビEXPO2023 It’s SHOW TIME!!】

開催日時:8月26日11時~19時(最終入場18時45分)

開催地:秋葉原UDX2階「AKIBA_SQUARE」

(東京都千代田区外神田4-14-1)

 今回注目したい商品の1つがメガハウスの「リアルポージングロボット 聖戦士ダンバイン サーバイン」と、「リアルポージングロボット 聖戦士ダンバイン ビルバイン」だ。発売日、価格未定。会場で企画者から注力ポイントを聞くことができた。

 「リアルポージングロボット」というブランドはメガハウスが15年前ほどに展開していた固定ポーズフィギュアブランド。今回は"台座"にも凝って、よりジオラマ的なアプローチ、ストーリーを感じさせるフィギュアとしての展開を目指していくという。

「リアルポージングロボット 聖戦士ダンバイン サーバイン」は彩色見本を展示。オーラバトラーへの質感のこだわりが感じられる。

 サーバインはOVA作品「New Story of Aura Battler DUNBINE」のイメージで、ズワウスとの激しい戦いのシーンを立体化。ズワウスは非常に大きな機体だが、ジオラマにすることで特徴的な羽根や頭部、盾などパーツで表現、巨大さを想像させるジオラマ台座としている。

 「リアルポージングロボット 聖戦士ダンバイン サーバイン」は彩色された試作品の展示だが、オーラバトラーならではの"有機的"な表現にこだわった造型・彩色を行っている。可動フィギュアだと関節での分割構造や左右のシンメトリーを考えなくてはならず、ポージングも様々なポーズがとれる一方で極端なポーズが取りにくい仕様になってしまう。今回の商品は、「可動フィギュアではとれないポーズ」という想いも込めているという。

 オーラバトラーならではの関節が力のいれ具合でぐにゃりと曲がる表現、勢いを強調したポーズ……。アニメ「聖戦士ダンバイン」が放映された当時は挑戦的なガレージキットも販売されたが、商品ではそれらのオマージュも込めている。一方でエフェクトパーツや羽根の表現などふんだんに使われているクリアパーツの造型や彩色は当時では難しかったもの。「現代の造型技術」も強くアピールする商品となるとのことだ。

固定ポーズならではの躍動感のあるポーズ
ドライブラシで生物的な装甲を表現
クリアパーツの造形美など現代の技術もふんだんに盛り込む
台座を凝ることでストーリー制に注力
羽根は怪獣のような表現だ
筋肉部分などはぬめりのある生物表現を強調

 サーバインの表面装甲はドライブラシを使うことで有機的な、生物装甲を持つ生き物が素材のオーラバトラーらしい表現を追求。関節部分にはクリアを吹き、ヌメヌメと光る粘液質な有機的な筋肉の表現を加えている。足のとがった部分を強調させているなどデザインアレンジも強めに入れている。

 「リアルポージングロボット 聖戦士ダンバイン ビルバイン」は、"メカと生物の融合"といったイメージを持つビルバインのラインを取り入れ、サーバインの生物的な表現と共に、随所でメカ感を強調したものになるという。ただし金属質のロボットになりすぎないように、そのバランスには注意しているとのこと。

 背中のキャノンや、1枚目の羽根、構えているライフルにはメカとしての質感を強調しつつ、生物的な表現も追求。原作のビルバインは脛部分はスマートな表現だが、フィギュアでは面を増やした有機的なラインとなっている。こちらも細かくデザインをチェックしたくなるフィギュアだ。

金属のメカ的な要素が盛り込まれたビルバイン。力強さも注力されている