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静岡の学生達が最新ホビーを体験! 静岡ホビーショー 小・中・高校生招待日レポート【#静岡ホビーショー】
2024年5月10日 18:28
- 【第62回 静岡ホビーショー】
- 開催期間:5月8日~12日
- 会場:ツインメッセ静岡
- (静岡県静岡市駿河区曲金3-1-10)
- 入場料:無料
静岡ホビーショーならではの「小・中・高校生招待日」がある。これは静岡県内の学校を対象にした学校単位での事前応募制で参加が可能なプログラムになっており、生徒達は"授業の一環”として会場を訪れる。
受け入れるメーカー側もこの招待日用の特別なプログラムを用意している。プラモデルとはどんな楽しさを持ったホビーなのか、入門者向けの組み立てしやすいプラモデルを、メーカーによってはこのときのための非売品まで用意して、生徒達に模型の楽しさを提示してくれるのだ。
プラモデル製作だけでなく、エアブラシ体験、筆塗りによる塗装、RCカー体験、ペーパークラフトや、ロボットアームの操作など、非常にメニューは多彩だ。一報生徒達は各学校につき1時間半と滞在時間が決まっている。何を体験したいか事前に調べそっちに向かう子もいれば、会場を積極的に回るグループや、先生が引率を担当するグループなど対応も様々。どこかで噂を聞き計画を変更したようで、「ガンダムのプラモデルをもらえるところはどこですか?」と聞いてまわる子がいたり、時間内でどう楽しむか様々なドラマが見られた。今回は写真とともに、招待日の様子を紹介していこう。
アオシマでは「トコトコ ミニオン」が人気だ。「トコトコ ミニオン」はミニオンのフィギュアとして楽しめるだけでなく、斜面に置くと自重でトコトコと足を動かして動くのが楽しいプラモデル。会場の展示だけでなく、組み立て体験会も開催していた。
「小・中・高校生招待日」では体験会などのサポートスタッフや、会場のアナウンス、列の誘導など様々な場所で高校生達が活躍している。彼らはこちらも学校単位で希望者を募ったスタッフで、小学生のプラモデルの組み立てをサポートする姿や、スタッフの運用で話し合う姿などがあちこちで見られた。毎年の恒例企画が会場入り口のRCカー体験コーナーで、入り口にあるだけにちょっとスルーされることが多いようで、定期的に「RC体験会やってます」と、”呼びこみ”を行っているのも面白い。
また入り口の通路にはBANDAI SPRITSの今回ホビーショー初出展となる「マイプラスチックステーション」も見られた。これはランナーを破砕し溶かした上で再利用を可能にする機械を搭載したトレーラーで、1年前から稼働、様々なイベントに参加していくとのこと。エコ活動への説明を生徒達に行っていた。
RC体験会だけではなく、様々な催しで来場者を楽しませているのがタミヤだ。「ミニ四駆」、会場内でのRC体験、「楽しい工作シリーズ」のデモンストレーション、「恐竜プラモデル」の組み立て、さらにはタミヤマークのワッペン作りなど豊富だった。
ここからは写真とキャプションで各社を紹介したい。もちろんこれ以外にも様々な会社がそれぞれの企画で来場者を楽しませていた。
こちらも静岡ホビーショーならではだが、明日より本格開催の「モデラーズクラブ合同作品展」の出展が一部先行して行われ、来場者の目を楽しませている。RC戦車の操縦など体験コーナーを用意するブースもあったり、子供達との交流を楽しんでいた。
静岡ホビーショーの会場近くでは「RCフェスティバル」も開催される。こちらでもこの日のために協賛するTRC(トヨタラジオコントロールカークラブ)、マツダラジオコントロールカーファン倶楽部、SUBARU、藤壺技研工業、キャロッセ、ワークなど様々なメーカーがコンテンツを用意している。
その中でも面白いのが、藤壺技研工業、自社でカスタマイズした「トヨタ GR86」のアクセルを来場者に踏ませ、そのエンジン音を体験できるコーナーを開催しているのだ。他にもトヨタの「タイヤ交換体験」では、実車を使ったタイヤ交換を楽しめる。事前に作業用の衣装を着用する本格派で、それなのに「ポン・デ・リング」を模した面白タイヤなどをつけるのが楽しい。
もう1つ、静岡ホビーショーでは自衛隊広報のコーナーもある。戦闘車両や、偵察バイク、輸送車などの展示があり、活動を説明するコーナーもある。実際に輸送車や運転席に乗ることもでき、生徒のみならず、先生達も興味津々だった。
静岡ホビーショーは一般日こそ本当の楽しさがあるが、その”前日戦”ともいえる招待日は、各メーカーが工夫を凝らして来場者を迎え入れる楽しさがある。これらのコンテンツは本日限定のものも多いが、体験会は一般日でも行われる者もある。またやはり模型メーカーは子供達に自社製品を使ってもらい、その他のしむ姿を見ることができるのは、特別の感慨をもたらす。現在の、そして未来のユーザーに喜んでもらう商品をサービスするという、メーカーの”本質”を体験できるこのイベントは、開催側にとっても大きな者をもたらすと思う。
明日からは一般日だ。弊誌としても来場者達がどのように静岡ホビーショーを楽しむか、レポートしていきたい。