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アシェットの「1/8スコープドッグ」が立ち上がる! 全高510mmのド迫力!【#ワンフェス】
大河原邦男氏デザインの"台座"に注目
2024年7月29日 13:42
- 【ワンダーフェスティバル 2024夏】
- 開催日時:7月28日10時~17時
- 会場:幕張メッセ 国際展示場 1~8ホール
- (千葉県千葉市美浜区中瀬2-1)
- 入場料
- 当日券:4,000円
アシェット・コレクションズ・ジャパンが9月25日創刊予定の「装甲騎兵ボトムズ スコープドッグをつくる」は、毎週パーツが送付され、組みたてることでスコープドッグと台座が組み上がる週刊誌。スコープドッグは設定では4mほどのロボットだが、だからこそ様々なメカニズムや機構を盛り込むことができ、凝りに凝った立体物を製作することが可能だ。価格は創刊号が特別価格299円、第2号以降の通常価格は2,199円。全120号を予定している。今回、会場で担当者に話を聞くことができた。
「装甲騎兵ボトムズ スコープドッグをつくる」のモチーフはTVアニメ「装甲騎兵ボトムズ」の主役メカ「スコープドッグ」。様々な立体化がされているモチーフだが、今回は1/8スケール、全高510mmという非常に大きなものとなる。過去にやまとやthree ZEROでは1/12スケールの完成品、ボークスで1/8のガレージキットが発売されたことがあるが、今回はそれらを超えるボリュームである。そして現代の解釈、"重さ"に対する様々な仕掛けを盛り込んでいる。
スコープドッグは"玩具的"な面白さをたっぷり詰め込んだロボットでもある。胴体はまるまるコクピットで、コクピットに手足が生えたようなデザインとなっている。コクピットハッチを開けるとパイロットが確認できるほか、バイザーを上げて顔だけ出しての有視界戦闘もできる。ドーム型の首が動くほか、レールに沿って3つのレンズがついたスコープも可動。腰の装甲分割や、上半身の回転など立体物としての説得力に富んでおり、当時のプラモデルでも改造なしに様々なポーズを取らせることが可能だった。ロボットデザイン、プラモデル文化において、大きな影響を与えたロボットだ。
本商品ではもちろんこれらの立体物としてのアクションと、スコープドッグとしての可動、質感を追求している。ただしパイロットフィギュアは第4号以降毎号300円追加で「プレミアム定期購読」を申し込むことで入手できる。入手アイテムはパイロットに加え「レッドショルダーカスタム」の武器となる。
デザインとしてはアニメの設定画の要素も盛り込んでいるが頭が平たく、肩アーマーにモールドがある。これらは放映当時タカラが発売していたプラモデル「1/24 スコープドッグ」の特徴だ。商品は過去の商品をリスペクトしながら"現代のスコープドッグ"を追求しているという。
そして面白いのが"台座"である。今回の商品化のためにスコープドッグをデザインした大河原邦夫氏に発注した台座はこだわりに満ちている。全体的にはスコープドッグを整備するハンガー風なのだが、前方に大きなパネルと左右2つのレバーがある。これはスコープドッグを操縦するためのレバーをイメージしており、設定通りレバーを縦にして待機状態から操作状態に変形させられるだけでなく、レバーを前後に動かすことが可能。人差し指部分にトリガーが設定されていて、右側がヘビィマシンガン、左側がアームパンチの音声ギミックと連動している。
さらに台座奥のレバーは、スコープドッグを降着ポーズから直立させるためのレバーだ。スコープドッグはスネ部分のフレームを曲げることでコクピットが下がりパイロットが乗り込みやすい降着姿勢をとることができるのだが、「装甲騎兵ボトムズ スコープドッグをつくる」では、レバー操作で降着ポーズから直立状態へ変形できる。
しかし本商品のスコープドッグは重い。本体重量は約3kgとのこと。この重さでポージングを実現するため、肩や膝にロック機構を設けている。肩を動かすことで降着ポーズ時と直立時の肩の位置を変える上、ぐいっと持ち上げ直立した状態にしてから、ふくらはぎや腿のパーツを外し内部にロック部品を噛ませることでしっかりと自重を支えて直立するとのこと。
今回特別に変形を録画させてもらった。試作品のためちょっと連動できない部分もあったが非常に魅力的なメカニズムだった。デカイレバーを動かすアクションが良い。非常に魅力的な商品だ。
※過去商品に対して間違いがあり、修正させていただきました。
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