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大阪万博に際する迷惑行為に全日本トイガン安全協会が声明公開「呆れと憤りを感じざるを得ない」

東京マルイも改めて注意喚起

4月17日 発表
STGAの声明文

 全日本トイガン安全協会(STGA)は4月17日、大阪万博に際して会場周辺でエアガンを取り出し徘徊した人物がいたことを受けて声明を発表した。

 STGAは、マルシン工業、タニオ・コバ、セキトー、ベルソス、ツーコースト、ハッチが参加する健全なホビーとしてのトイガン(エアガン&モデルガン)の文化を守るため、製造メーカーと流通各社(問屋および販売店)が一体となって発足した団体。

 今回の声明では、前述の出来事に対して「マナーとルールを守り日頃よりトイガンを安全に楽しんでいる大多数の方から見れば呆れと憤りを感じざるを得ず、同時にトイガンとこの業界へのイメージ低下を大いに懸念させられる内容です。当協会としても、これまで皆様のご理解とご協力の下に作り守ってまいりました『トイガンを安全に安心して楽しむ環境を深く傷つけられた』とうに感じ、大変残念であります。誤解を恐れずに率直に申し上げれば『他者への影響を考えずに自分の楽しみだけを求める者はこの趣味に触れないで欲しい』とも思います」として怒りを露わにしている。

 さらに、「今回は当人が警察での事情聴取と厳重注意を受けるに留まったようですが、このような軽率な行動による『負の積み重ね』が新たな法規制に繋がっていくことになります。それは、この趣味の楽しみの幅と奥行を減らすことに他なりません。」として、ユーザーへの注意喚起も行なっている。

 また、東京マルイも同社Xにて改めてエアガンを扱うにあたっての注意点を公開している。内容はこれまでと同様で、「公共の場でエアガンを出さないこと」「トリガーを引く時以外はエアガンを発射できないようにすること」「なによりもエアガンを買ったらまずは説明書を“隅々まで”読むこと」など安全対策を徹底するようアナウンスしている。

東京マルイによるエアガンを扱う際の約束事