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シリーズの生みの親・野口勉氏が語る「解体匠機 ガンダムMK-II(エゥーゴ仕様)」の会場展示から読み取れる情報!【TOKYOおもちゃショー】
2026年8月28日 10:43
- 【METAL STRUCTURE 解体匠機 RX-178 ガンダムMK-II(エゥーゴ仕様)】
- 2027年1月 発送予定
- 価格:137,500円
今回の「TOKYOおもちゃショー2026」全体を見ても大きな注目ポイントとなるのがフィギュア「METAL STRUCTURE 解体匠機 RX-178 ガンダムMK-II(エゥーゴ仕様)」だろう。2027年1月発売予定で、価格は137,500円。BANDAI SPIRITSコレクターズ事業部が持つ完成品フィギュアの開発技術を結集したフラッグシップフィギュアシリーズ「解体匠機(かいたいしょうき)」の最新商品だ。数年前に試作品が出展されていたが、ついにその全貌が明らかになった。
弊誌では本商品の企画担当者のコレクターズ事業部・天笠泰伸氏にインタビューしている。このインタビューではモチーフに「ガンダムMK-II」を選んだ理由や、製品全体の特徴、こだわりなど細かく聞いている。最初にぜひこちらをチェックしてほしい。
そして本稿では"続報"として、会場での展示のコンセプトや、見ることができた特徴について、「解体匠機」の生みの親であり、「解体匠機 νガンダム」、「解体匠機 サザビー」を手がけたコレクターズ事業部・野口勉氏に話を聞くことができた。主に展示に込めた開発者達の想いを紹介していきたい。
上半身が引き上げられる「フルメンテナンスモード」など、展示の見どころ
今回の展示では「解体匠機 RX-178 ガンダムMK-II」で設定された3つのモード「通常モード」、「フルメンテナンスモード」、「高機動モード」のうち、「フルメンテナンスモード」と「高機動モード」の2つで展示を行っている。どちらもガンダムMK-IIの体の各部のハッチが可動し、その独特の表情付けが行われている。
通常、アクションフィギュアは武器を構えたり、膝立ちをさせたりと派手なポーズを取らせることが多いが、「解体匠機」シリーズではあえて素立ちで、各部ハッチなどを展開させている。もちろん派手なアクションポーズを取らせることも可能だが、「どう飾るか」を考えた場合、派手なポーズを取らせるよりも目を近づかせ、他の商品では味わえない究極のディテール表現を楽しめるというのがコンセプトの1つだ。
そして「フルメンテナンスモード」は本商品のポテンシャルを実感させてくれる展示だ。野口氏は「ガンダムMK-IIは作中でも改修やメンテナンスを受けながら長期にわたり活躍した機体」と改めて本商品の「フルメンテナンスモード」の必然性を語る。「エゥーゴ仕様」という名前の通り、ガンダムMK-IIは地球連邦の組織ティターンズで開発された後、反連邦組織であるエゥーゴに強奪・鹵獲され運用される。その後も様々な改修を受け、『機動戦士Zガンダム』だけでなく、『機動戦士ガンダムZZ』でも最前線で戦い続ける。
ユーザーが本製品を購入してから各部ハッチを開け、そのディテールを楽しんだり、テーマに合わせ飾り方を工夫するなど"遊び"をたっぷり、そして長く楽しめるように設計しているという。飾るだけでなく、気分でいろいろなところをいじって遊んで欲しい、という想いを込めているという。さらにこのギミックには「拡張性」も盛り込んでいるという。ガンダムMK-IIは「Gディフェンサー」、「メガライダー」といった強化装備と相性もいい機体だ。こういったエピソードが今後の製品展開に影響するのだろうか?
会場展示の「フルメンテナンスモード」では最も注目したいのが腹部だ。今回の展示では上半身が持ち上がり、腹部のコクピットブロックが露出している。ガンダムMK-IIはコアブロックシステムを持っておらず、腹部に脱出ポッドとしても活用できる全天周モニター型のコクピットブロックを持っている。今回の展示では上半身を持ち上げ、このコクピットブロックを見せている。
この演出はガンダムMK-IIの「ムーバブル・フレーム」を印象づける意図があるという。ガンダムMK-IIは全身に可動骨格ムーバブル・フレームを持つ機体で、その後のMS開発に多大な影響を与えた。足のシリンダーなどデザイン的に明確に印象づける演出もされているが、「解体匠機 RX-178 ガンダムMK-II」でも全身のフレームを感じさせる演出を盛り込んでいるとのこと。
コックピットの話を戻すとハッチの開閉の仕方も注目である。「解体匠機 νガンダム」では後のユニコーンガンダムを思わせるスライド気候を盛り込んでいたが、ガンダムMK-IIでは設定資料に近い、「ハッチ開閉式」を感じさせる設計になっている。シリーズでの比較も楽しめる要素だ。
もう1つ興味深いのが「台座」だ。「解体匠機 RX-178 ガンダムMK-II」では専用台座が付属しているが、この台座には多数の「メンテナンスアーム」が付属している。そのアームは単純に修理などを行うというよりも、ガンダムMK-IIのシールドやビーム・ライフル、ビーム・サーベルを持ち、ガンダムMK-IIに武器を装備させるかのような展示となっている。
野口氏は「解体匠機にとって台座はとても大事だ」と語る。本体を動かすだけでなく、台座を動かすことでさらに世界観が演出できる。特に「解体匠機 RX-178 ガンダムMK-II」の場合、コンパクトでありながら後の機体のνガンダムの台座に使用されたアームより無骨なデザインにして違いを出している。そして本体を動かさず、アームを自由に動かすことで「ストーリー性」を盛り込む狙いもあるとのことだ。会場で台座のアームはビーム・サーベルやバルカンポッドを持ち上げている。見る人によって機体から取り外しているように見えたり、あるいは装着するように見えるところも面白い。
さらに野口氏は「作業員の仕草」も見て欲しいとのこと。胸部分と背中にいる作業員はスプレーガンを持っている。これは鹵獲したガンダムMK-IIをエゥーゴ仕様に塗り替えているところだ。インタビューで「解体匠機 RX-178 ガンダムMK-II」は装甲の内側などに鹵獲前のティターンズカラーを意図的に残していると語られていたが、この作業員が装甲を塗り替えているとしたら、とても楽しい。作業員は、激しい戦闘で傷ついた外装を塗り直しているようにも見える。「解体匠機 RX-178 ガンダムMK-II」では作業員フィギュアも同梱されているので、こういったドラマ作りも楽しいだろう。
展示されているもう1つの「高機動モード」では単純に隠れたバーニアが露出して、という演出ではなく各部がハッチ開閉して「放熱する」という演出を強めているという。姿勢制御も考えており、肩のバーニア部分など、単純に大出力で飛ぶのではなく、細かく姿勢を変える形での高機動をイメージしたデザインとなっていると野口氏は語った。
もちろん展示ではある程度姿は固定されている。しかし実際の"戦闘シーン"ではハッチは開いたままではなく、装甲は展開したままではない。状況によって開いたり、閉じたり、片足や肘だけといった部分的な作動、「稼働」を感じさせる機構だという。
その1つが前腕部。左手はシールドがジョイントされているので装甲は動かず、シールドの基部をホールドしているが、右腕の装甲は展開している。シールドを取り付けする際は装甲が動くことで取り付けられるといったマウント部分の機構も感じられる。細かく見ていろいろなことを感じて欲しいとのことだ。
そして改めてガンダムMK-IIを「解体匠機」のモチーフとして選んだのは「今後の商品化」を考えてのことだと野口氏は語る。ムーバブル・フレーム、追加装備といったガンダムMK-IIが提示した可能性を「解体匠機」で示した。これは「解体匠機」そのものの可能性を見せる戦略だ。だからこその「解体匠機 RX-178 ガンダムMK-II」だと野口氏は語った。本当にこれからが楽しみだ。会場でぜひ「解体匠機 RX-178 ガンダムMK-II」を見て欲しい。
(C)サンライズ


































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