レビュー

「MGEX 1/100 ユニコーンガンダム Ver.Ka」レビュー【後編】

バックパックの組み立てを終えればMGEXユニコーンガンダム本体が完成!

 大きなホワイトクリア素材を芯にして、外装を取り付けていく簡単な構造です。なぜホワイトクリア素材なのかというと、ボディのLED光を導いてくることでバックパックを光らせることができるためです。改めてすごい構造ですよね、本キットのうたい文句である”極限表現”はここでも力を発揮するということですね。組み上がって発光させると感動すると思います。

【バックパック組立:少ないパーツながらも密度感たっぷりの構造】
バーニア基部のボールジョイントもクリア素材です!本体に組み込んで発光させるとどういった光り方をするか楽しみな構造です

装備類の組み立て。シールドとガトリングがかなりのボリューム

 MGEXユニコーンの装備はビーム・マグナム、バズーカ、シールド3基、ガトリング6基、ビーム・サーベル2本となっています。ランナーを見るとその物量に正直しんどそうな雰囲気があります。とくにシールドとガトリングが枚数も多く、そう感じさせるのかもしれません。でも、不思議なものでどれか1つ作るとあとは同じ作業を繰り返すだけできちゃいます。

 これまでガンプラが培ってきた設計によって間違うこともほぼありませんのでここは心を落ち着けてゆっくり作っていけばいつの間にか終わっています。ハンドパーツは非可動のものが左右2種類付属します。装備を持たせるときに可動指だとポロリが発生しやすくなりますからこれはうれしい配慮ですね。

【装備組立:ボリューム盛りだくさんの充実した内容】
残念な点を挙げるとすると発光機構を搭載したシールド基部以外はMGユニコーンからの引き継ぎパーツがほとんど、ということろでしょうか。エモーションマニピュレーターSP向けにグリップ部分が変更されているとかはありますが、ほぼほぼ一緒です
【装備組立:発光を優先させた結果】
腕部に設置されているLED素子の光を一番強く得るために、シールドの取付に関してはいたしかたない構造になっています。サーベルラックは交換、シールドへのアタッチメントが2種類の切り替えと少々残念です。ここは新設計がよかったかもしれません。

MSケージはその大きさにも驚く! 完成までもう少し

 このMSケージは過去発売されていた「MG 1/100 ユニコーンガンダム HDカラー+MS CAGE」(2010年3月発売)に付属していたものと同じものですのでここも少々残念ポイントではあります。MGEXユニコーンがさらに高価にならずに済んだかもしれない……と自分を納得させることにしてささっと組み上げてしまいましょう。MGEXユニコーン本体には一切ポリキャップを使いませんでしたが、このMSケージにはアーム部に使います。ここにも時代の流れを感じてしまいましたがいかがでしょう。

【MSケージ組立:画角に入りきらない巨大さ】
全高約22cmの巨大さゆえ、カメラの画角に収まりませんので少しずつ掲載します。ここは背面にあたる部分で大きなパーツで構成されています

 左右合わせて10本ものアームを組み立てます。構造は単純ですが数が多いのでどれとどれを組み合わせるのかを組立説明書をよく見ながら注意して組み立てていきます。組み上がっても10本ありますので背面ベースに取り付ける際は場所を間違えないようにします。MSケージ自体はユニコーンモード専用ともいえるほどにユニコーンガンダムぴったりに設計されています。実際メンテナンス性はどうなんだろう?と思いながら劇中を再現できることを思いつつ組み上げます。

【MSケージ組立:アーム10本をベースに組み付ける】
組み上がるとその情報量の多さに圧倒されます。手すりのパーツは太めではありますが、これがあることでリアルな雰囲気を醸し出してくれますね