レビュー

次世代電動ガン「URG-I ソップモッド ブロック3」レビュー

「アサルト」、「スナイプ」、「CQB」、3つのテーマでカスタマイズに挑戦

【URG-I ソップモッド ブロック3】

ジャンル:次世代電動ガン

開発・販売元:東京マルイ

価格:69,800円(税別)

発売日:2月18日

重量:3,235 g

全長:825 mm

装弾数:82 発

 いよいよ発売になった東京マルイ次世代電動ガン「URG-I ソップモッド ブロック3」。URG-IはUpper Receiver Group-Improved(アッパーレシーブグループインプルーブ)の略。アメリカ陸軍特殊部隊「グリーンベレー」が使用している、14インチの最新型アッパーレシーバー(URG-I)を搭載したモデルである。商品は本物を採寸して独特の形状を再現したハンドガードをはじめ、URG-Iならではの仕様を追求したこだわりのモデルとなっている。

【次世代電動ガン「URG-I ソップモッド ブロック3」】
次世代電動ガン「URG-I ソップモッド ブロック3」、2月18日発売された最新作、グリーンベレーが使用する最新の装備を再現した商品だ

 ベースとなるのはアメリカ陸軍で広く使用されている「M4カービン」。次世代電動ガン「URG-I ソップモッド ブロック3」も、M4シリーズの次世代電動ガンをベースに様々な新規パーツによって最新装備を再現している。

 本商品の大きな特徴は“拡張性の高さ”である。8角形のハンドガードは上面のレールに加え、「M-Lok」というジョイントプレートを使用することで、左右側面、下面に加え、斜めでも装備の装着を可能にし、より細かいカスタマイズが可能となった。

 今回はBLOCK2と呼ばれるアクセサリーパーツを搭載した次世代電動ガン「Mk18 Mod.1」との比較、そして各種オプションパーツを装着した“拡張性”にフォーカスをしたレビューをしていきたい。

 サバイバルゲームにおいては「引き金を引き弾が出てまっすぐ当たる」というのが一番重要ではあるが、それと共に「拡張性」はこだわりたい要素だ。各種オプションパーツをつけ近接戦闘タイプや、狙撃タイプとして機能を強化、実射性能はもちろんだが様々な状況により特化した銃のカスタマイズはサバイバルゲームをより楽しくしてくれるし、「ロールプレイ」として一層ゲームにのめり込まさせてくれる。現在のエアガンは撃ち出す弾の威力の上限が法律で定められているので、外装にこだわるという方向性が10年近くのトレンドになっている。

 今回は次世代電動ガン「URG-I ソップモッド ブロック3」の使い勝手や、射撃の感触などを見ていくだけでなく、様々なオプションをつけるカスタマイズの楽しさも紹介していきたい。

より幅広い拡張性を獲得したグリーンベレー装備の最新カービンを再現

 今回は以前レビューした次世代電動ガン「Mk18 Mod.1」と並べ、「URG-I ソップモッド ブロック3」のハンドガードの違いに注目してみた。「Mk18 Mod.1」もまた、ハンドガードにレイル(溝)をつけることで拡張性を追求した装備である。大きな特徴は上下左右に取り付けられたレイルだ。

【ハンドガードが最大の特徴】
次世代電動ガン「URG-I ソップモッド ブロック3」はハンドガードの拡張性が最大の特徴だ

 「Mk18 Mod.1」はこのレイルに沿ったところに様々な装備を装着できる。レビューで使用した「Mk18 Mod.1」は上面に狙いをつけやすいダットサイト「マイクロプロサイト」と、下面に「ショートフォアグリップ」をつけている。このように4つのレイルに様々な装備が取り付けられる。

 対して「URG-I ソップモッド ブロック3」は8角形のハンドガードにより、上下左右の4面に加え、斜めにも装備を装着可能となっている。またオプションを装着するレイルはなく、穴が開いている。「URG-I ソップモッド ブロック3」の場合は、「13.5インチ SMR MK16 M-LokDDC仕様」(いわゆるM-Lok)になっており、任意の場所にプレートを装着することでオプションを装着することが可能だ。

 このため、レイルのないハンドガードは「Mk18 Mod.1」に比べると握りやすい。「Mk18 Mod.1」のレイルはアルミパーツの切削により、兵器としてのリアルな感触をもたらしているが、素手で握ると皮膚を切ってしまいそうなほどエッジが立っている。このため、「URG-I ソップモッド ブロック3」のほうが手で固定しやすい。

【「Mk18 Mod.1」と比較】
「Mk18 Mod.1」(下)と比べるとハンドガードに大きな特徴がある。「Mk18 Mod.1」は上下左右の4つのレイルがあるが、「URG-I ソップモッド ブロック3」は8角形のハンドガードに、M-Lokを使用して幅広いカスタマイズを実現している

 上部のレイルに配されているリアのサイトは「URG-I ソップモッド ブロック3」のために新規で製作されたパーツだ。このリアサイトは東京マルイ製品としては初のモデル化となる。米軍で多用されている「MATECH/BUIS」という、細かい調整が可能なタイプとなっている。フロントサイトは「KACタイプ フリップアップタイプ」。いずれも折り畳む事で移動時に引っかからず、射撃時にはワンタッチで引き起こせる。

【アウターバレル】
ハンドガードに隠れて解り難いが、ガスブロックが特徴的なアウターバレルもアルミ切削で再現されている
【フロントサイト】
フロントサイト「KACタイプ フリップアップタイプ」
【リアサイト】
リアサイト「MATECH/BUIS」。金属製だが、ロック部分の摩耗を防ぐ為にもしっかり摘まんで動かした方が良いだろう。手前にあるのがアンビタイプのチャージングハンドルだ

 アンビタイプ(左右両利き)で引きやすいチャージングハンドル「DDC エアボーンタイプ」もメタリックの仕上げで目立つ新調パーツだ。ストックは、「Mk18 Mod.1」と同じ「FDEクレーンストック」だが、色彩を「URG-I ソップモッド ブロック3」合わせて再現している

 こういった新規パーツの形状や色は、「The Teppo Blog」でファンの間で知られ、日本における米軍特殊部隊研究の第一人者であるJien氏に取材し、アドバイスを元に再現されている。彼のこだわりは、付属の小冊子「URG_I Block3の詳報」でしっかりと触れることができる。

【ストック】
ストックは「Mk18 Mod.1」に比べ明るい色になっている

ハンドガードを中心に新規パーツで実銃再現を追求

 この銃の重量は3,235g。主要部分が金属製になっており、構えるとズシッとくる「持ってる感」はかなり強い。ハンドガード部分はバレルの付け根をしっかり支えており、堅牢な雰囲気だ。近接戦闘での取り回しの良さ、激しく動いても簡単には壊れそうにない頼もしさがある。

 射撃までのアクションも楽しい。BB弾を装填したマガジンを挿入し、チャージングハンドルを引くとレシーバーカバーが開く。ストックを調整し構え、セレクターを動かすことで射撃体制が整う。マガジンと本体がこすれ合う感じや、チャージングハンドル、セレクターレバーなど、動かすときの“金属音”が楽しい。ホンモノの匂いが漂う外観と質感で、所有した時の満足感は非常に高いだろう。

 ここからは商品の目玉であるM-Lokを試していこう。取り付けるプレートは一見するとレイルシステムを短く切ったただの板のように見えるが、裏側にネジと連動した板があり、ハンドガードの細長い穴の中で90度回転させて強固に固定する事ができる。取り付け用のレンチを使用し、板が緩んで横向きになったところでスリットに挿入、隙間がない事を確認して、レンチで板を固定することでしっかりとはめ込む。

【M-Lok】
今回の目玉となるM-Lok。3種付属しており、ハンドガードの自由な位置に取り付けられる
付属のレンチで自由に取り付けられる
ハンドガードの内部は暗いので見にくい。モバイルライト等で確認しながらやった方が良いだろう

 「Mk18 Mod.1」は全面にレイルが造形されていたが、M-Lokは任意の場所にプレートをはめ込みマウントベースとする。前述の通り八角形のハンドガードのため斜めにも取り付けることができる。プレートの位置がそのまま装着位置になるため、移動などで装備を外しても、再びピタリと定位置につけ直すことができる。M-LokはMAGPUL社が2014年に発表した最新システムであり、現在のトレンドである。実際の米軍特殊部隊の最新装備と同じ技術を使用できる楽しさは大きい。

 しかし一方で、「プレートのロックが確認しにくい」というところもある。ロックが裏側なので、ハンドガードにはめ込み、レンチで固定したと思っても、目で確認できないためロックが甘くなる場合があるとのことだ。これは実際の軍隊でも指摘されている。最新装備だからこそ改良を必要とするポイントかも知れない。実際に使う場合はモバイルライト等で確認しながらやった方が良いだろう。

 それではいよいよM-Lokを使用して、装備を取り付けていきたい。

【高い拡張性】
様々なオプションを取り付けカスタマイズする