レビュー
カードバトルホビー「マジカパーティ」レビュー
2021年5月25日 00:00
様々なカードが封入された「マジカパック」を開封!
次に、TCGでいうブースターパックに相当するマジカパックを紹介する。マジカパックは初回限定版の「エピソード1L」と通常版の「エピソード1R」があるが、それぞれ入っているマジカの種類は違う。1パックにマジカは3枚ずつ入っており、レアリティは、上からUR(ウルトラレア)、SR(スーパーレア)、R(レア)、N(ノーマル)の4種類がある。
マジカによって削れる場所も違うので、よくチェックして削り忘れがないように気をつけよう。なお、バトル中に削るのはワンチャンスキルのときだけだ(ワンチャンスキルについては後述)。マジンのイラストが塗りつぶされているマジカは、そのイラスト部分を全て削る必要があるので、なかなか削り甲斐がある。子どもはスクラッチを削るのが大好きで、夢中になって削っていた。
また、「エントリーセット」も限定で販売されている。エントリーセットには、「エピソード1L」が4パックと特典マジカが1枚、ルールシート、プレイシートが入っており、これを一人ひとつ買うだけで友達などと対戦することが可能だ。
バトル準備! マジカを削ってパーティを作成
マジカパーティで対戦して遊ぶにはまず、マジカを削って、DJマークやリミット、パワーなどが見えるようにする必要がある。マジカによって削れる場所には違いがあり、マジンのイラスト自体が伏せられてるマジカでは、イラスト全体を削ることができるが、最初からイラストが見えているマジカでは、削れる範囲が狭くなっている。
また、カード右下にあるワンチャンスペースは、カードによって削れるものと、削れないもの、最初から文字が出ているもの、こすって温度を上げると黒い部分が白くなり下の文字が読めるようになるものの4種類がある。削れるワンチャンスキルは、ゲーム中に削ることで利用でき、その1回しか利用できないので、最初に削ってしまわないように注意すること。削れる部分やこすると文字が読めるようになる部分は手触りや光沢が少し違うので、しっかり確認しておくこと。
マジカを削ると削りカスがかなり出るので、ハンディクリーナーなどがあると便利だ。
マジカの必要な部分を削ったら、パーティを作成する。パーティとはバトルで使うマジン(マジカはマジンを呼び出すためのカードである)の組み合わせであり、パーティが全滅したら負けとなる。パーティの作成とてもは簡単で、カードの左上にあるリミットの合計が7になるようにマジカを選ぶだけだ。合計が7にさえなれば、パーティは3枚でも4枚でもかまわない。リミット1を7枚といった選択も可能だ。
パーティが決まったら、次にDJP(ドリームジャンケンページ)に入れるカードを選ぶ。DJPとは、後述するDJをするときに使うカードで構成されるページであり、パーティと合わせて合計12~20枚と決められている。例えば、パーティで4枚使っている場合、DJPは最大16枚となる。また、カード左上のDJマークは、ジャンケンをベースにしたもので、グー、チョキ、パーの3種類のほか、特別なマークが2種類ある。
星型のスターは、グー、チョキ、パーすべてに勝てるが、ドクロ型のキラーだけには負けてしまう。キラーは逆に、グー、チョキ、パーすべてに負けるが、スターだけには勝てるわけだ。この特殊なマーク(スターとキラー)は、パーティとDJPあわせて2枚ずつまでしか入れられないので、注意が必要だ。それ以外のグー、チョキ、パーについては制限はない。
パーティとDJPが決まったら、マジカブックに入れれば準備は完了だ。マジカブックがなくても対戦はできるが、マジカブック固有のスキルであるブックスキルが使えない。マジカブックのリフィルにマジカを入れて、前半にはパーティを入れ、後半をDJPにする。ルールシートの端を切り取ってマジカブックのしおりとして使えるようになっているので、しおりでパーティとDJPを分けるようにするとよい。マジカブックは、いちいちリングを開いたりせずに、リフィルを入れたり外したりできるようになっているので便利だ。
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