レビュー

カードバトルホビー「マジカパーティ」レビュー

様々なカードが封入された「マジカパック」を開封!

 次に、TCGでいうブースターパックに相当するマジカパックを紹介する。マジカパックは初回限定版の「エピソード1L」と通常版の「エピソード1R」があるが、それぞれ入っているマジカの種類は違う。1パックにマジカは3枚ずつ入っており、レアリティは、上からUR(ウルトラレア)、SR(スーパーレア)、R(レア)、N(ノーマル)の4種類がある。

 マジカによって削れる場所も違うので、よくチェックして削り忘れがないように気をつけよう。なお、バトル中に削るのはワンチャンスキルのときだけだ(ワンチャンスキルについては後述)。マジンのイラストが塗りつぶされているマジカは、そのイラスト部分を全て削る必要があるので、なかなか削り甲斐がある。子どもはスクラッチを削るのが大好きで、夢中になって削っていた。

 また、「エントリーセット」も限定で販売されている。エントリーセットには、「エピソード1L」が4パックと特典マジカが1枚、ルールシート、プレイシートが入っており、これを一人ひとつ買うだけで友達などと対戦することが可能だ。

【【マジカパーティ】カラーの絵が出てくる楽しさ】
イラストが全て隠されているマジカを削っているところ。削る面積が大きいので、削るのには結構時間がかかるが、カラーの絵が出てくるのは楽しい

【マジカパックの開封内容】
初回限定版の「エピソード1L」
1パック目を開けてみた。1パックには3枚のマジカが入っている
ノーマルのシュカンク。DJマークや下のテキストなどが隠されている
シュカンクのDJマークを削っているところ
削って出てきたのはノーマルのバキチューズだった。ちょっと残念
2パック目を開けてみた。こちらもイラストが全て隠されているマジカが入っていた
イラストが全て隠されているマジカを削っているところ
ウルトラレアのムゲンブが出てきた。こちらは当たりだ。リミット4と重いが、その分パワーとテキストが強い
エピソード1Lを3パック開封して削った結果はこのようになった
通常版の「エピソード1R」
エピソード1Rを3パック開封して削った結果はこのようになった
限定販売の「エントリーセット」
エントリーセットには「エピソード1L」が4パックと特典マジカが1枚、ルールシート、プレイシートが入っている
プレイシートは、マジカスタートセットには入っていない。プレイエリアはシンプルなので、プレイシートがなくても問題なく遊べる

バトル準備! マジカを削ってパーティを作成

 マジカパーティで対戦して遊ぶにはまず、マジカを削って、DJマークやリミット、パワーなどが見えるようにする必要がある。マジカによって削れる場所には違いがあり、マジンのイラスト自体が伏せられてるマジカでは、イラスト全体を削ることができるが、最初からイラストが見えているマジカでは、削れる範囲が狭くなっている。

 また、カード右下にあるワンチャンスペースは、カードによって削れるものと、削れないもの、最初から文字が出ているもの、こすって温度を上げると黒い部分が白くなり下の文字が読めるようになるものの4種類がある。削れるワンチャンスキルは、ゲーム中に削ることで利用でき、その1回しか利用できないので、最初に削ってしまわないように注意すること。削れる部分やこすると文字が読めるようになる部分は手触りや光沢が少し違うので、しっかり確認しておくこと。

 マジカを削ると削りカスがかなり出るので、ハンディクリーナーなどがあると便利だ。

【【マジカパーティ】イラストも変化する!】
イラストの一部が削れるようになっているマジカもある

【【マジカパーティ】ワンチャンスキルを発動!】
一部のマジカは、右下のワンチャンスペースを削ったり、こすったりすることでワンチャンスキルが使える。この場合は、必殺技モードでこすると熱で黒い部分が白くなり文字が見えるようになるため、何度でも利用できる

【マジカを削ってパーティを作成する】
左のハリポテと中央のミッツベアは左上のDJマークとその下のリミットが?になっているので、このままでは遊べない
名前は同じワニスケでも、レアリティやステータスなどが異なる3枚のマジカ
削ることで、ミッツベアの顔の表情と爪の色と形が変わった
マジカの裏側。表のマジンの追加説明がある

 マジカの必要な部分を削ったら、パーティを作成する。パーティとはバトルで使うマジン(マジカはマジンを呼び出すためのカードである)の組み合わせであり、パーティが全滅したら負けとなる。パーティの作成とてもは簡単で、カードの左上にあるリミットの合計が7になるようにマジカを選ぶだけだ。合計が7にさえなれば、パーティは3枚でも4枚でもかまわない。リミット1を7枚といった選択も可能だ。

【合計リミットが7になるようにパーティを作成する】
マジカブックに入れるリフィル
リフィルにマジカを入れたところ
マジカで遊ぶにはまず合計リミットが7になるように、パーティを作る。パーティの枚数は自由だ。この場合だと、リミット3、リミット2、リミット2で合計7となる
こちらのパーティの場合は、リミット3,リミット2、リミット1、リミット1で合計7となる

 パーティが決まったら、次にDJP(ドリームジャンケンページ)に入れるカードを選ぶ。DJPとは、後述するDJをするときに使うカードで構成されるページであり、パーティと合わせて合計12~20枚と決められている。例えば、パーティで4枚使っている場合、DJPは最大16枚となる。また、カード左上のDJマークは、ジャンケンをベースにしたもので、グー、チョキ、パーの3種類のほか、特別なマークが2種類ある。

 星型のスターは、グー、チョキ、パーすべてに勝てるが、ドクロ型のキラーだけには負けてしまう。キラーは逆に、グー、チョキ、パーすべてに負けるが、スターだけには勝てるわけだ。この特殊なマーク(スターとキラー)は、パーティとDJPあわせて2枚ずつまでしか入れられないので、注意が必要だ。それ以外のグー、チョキ、パーについては制限はない。

 パーティとDJPが決まったら、マジカブックに入れれば準備は完了だ。マジカブックがなくても対戦はできるが、マジカブック固有のスキルであるブックスキルが使えない。マジカブックのリフィルにマジカを入れて、前半にはパーティを入れ、後半をDJPにする。ルールシートの端を切り取ってマジカブックのしおりとして使えるようになっているので、しおりでパーティとDJPを分けるようにするとよい。マジカブックは、いちいちリングを開いたりせずに、リフィルを入れたり外したりできるようになっているので便利だ。

【パーティとDJPをマジカブックに入れる】
ルールシートの端の部分は切ってしおりとして使う
ルールシートのしおり部分
パーティとDJPの間にしおりを入れる
これでバトルの準備は完了