レビュー
ガンプラ「HGUC 1/144 ナイチンゲール」レビュー
2021年8月13日 00:00
腰部を組み立てる。このキット最大のリア・スカートの大きさと3次曲面の成形に驚く
腰部は一般的なモビルスーツと同様の構造で、前後左右にアーマーを持ち、フロントアーマー裏には隠し腕を装備、左右と後ろのアーマー裏には多数のバーニア・ノズルを装備し巨大なプロペラント・タンクが機体の稼働時間の長さを想像させてくれます。両脚の付け根の棒ジョイントは太くて巨体を支えのに貢献してくれそうです。余分な可動域は持たず、剛性や強度方面に重きを置いた設計に感じられます。
胸部を組み立てる。極太の下半身とはうってかわってシュッとしたシャープなデザイン!
続いて胸部を組み立てます。モビルスーツとは思えないデザインで、どちらかといえば小型艦艇というかカヌーのように前後に長くシュッとした流れるようなデザインになっています。3本の細く長いプロペラント・タンクと3つのバーニア・ノズル、開閉可能なメガ粒子砲など見どころ満載です。
腕部と頭部を組み立てる。脚部同様、抑えたパーツ数で組み立てやすい!
腕部と頭部を組み立てます。腕部もフレーム構造ではなく関節を挟み込むタイプの構成になっていますのでシーリングデザインの関節と手首をマウントするフタ状のパーツを組み込んで前腕で挟み込めばもう完成してしまいます。ハンドパーツも片側3種類と豊富なので表情付けも豊かになります。
頭部を組み立てます。胸部同様に前後に長いデザインとなっています。細長い後頭部やアンテナがあることで通信機能が重要なサイコミュ・マシンとしての機能を感じさせてくれます。大きいことからモノアイが可動したり開閉機構を実現するなど楽しいギミックが盛り込まれた頭部となっています。
肩部を組み立てる。ナイチンゲールの外見上の最大の特徴であるファンネル・バインダーが圧巻の一言!
ファンネル・バインダーの前に肩のアーマーを組み立てます。こちらのアーマー裏にも3連バーニアが装備されていますがこちらは2ピースとなっています。これをあわせてアーマー裏に組み付けるだけですので難しいことはないですからさくっと組んでしまいましょう。組み付け先は胸部ですので腕部とは切り離されていて可動に干渉しません。しかしこの3連バーニアのプロペラントはどこから供給されるのかいつも考えてしまいます。
メインのファンネル・バインダーを組んでいきましょう。片側5基のファンネルと、裏には9基のバーニア・ノズルが配置されていて圧巻の部位となっています。「RE/100」版ではノズルがいささか小さめでしたので、このHGUC版の密度感はたまらないですね。
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