レビュー

ガンプラ「HG 1/144 RX-78-2 ガンダム[2020年ドバイ国際博覧会 日本館PRアンバサダー]」レビュー

単なる色違いにあらず。新規金型で生まれ変わった最新仕様のガンダム

【HG 1/144 RX-78-2 ガンダム[2020年ドバイ国際博覧会 日本館PRアンバサダー]】

開発・発売元:BANDAI SPIRITS

発売日:2021年10月1日

価格:2,420円(税10%込)

ジャンル:プラモデル

全高:約125mm

 今回レビューするのはガンプラ「HG 1/144 RX-78-2 ガンダム[2020年ドバイ国際博覧会 日本館PRアンバサダー]」です。本来であれば2020年に開催されているはずだった「ドバイ国際博覧会」も昨今のコロナの状況によって各種の世界的イベントと同様2021年に延期となってしまいまして2021年10月1日~2022年3月31日まで開催しています。

 国際博覧会(万博)は世界各国が集結して自国のPRを行うのですが、今回日本館のPRは40周年を超えた日本が誇るアニメーション「機動戦士ガンダム」がアンバサダーに選ばれ、務めることになりました。世界状況を鑑みてもなかなか現地には行きづらいのはしょうがないのですがガンダムには“ガンプラ”というすばらしいプロダクトがあり、私たちはそれを手にすることができます。

【HG 1/144 RX-78-2 ガンダム[2020年ドバイ国際博覧会 日本館PRアンバサダー]】
トリコロールのガンダムが“日本”をイメージしたカラーリングで登場!

 今回のガンダムのカラーリングはオリジナルデザイナーである大河原邦男氏が手掛け、“日本”をイメージして白と赤で彩られ、日の丸と漢字をあしらったマーキングによってまさに日本を感じさせるものとなっています。今回のガンプラでもそのデザインが忠実に再現されています。

【新規金型を採用した全く新しいガンダム】
左は2015年発売の「HGUC 1/144 RX-78-2 ガンダム」

 発表された写真を見てみると、ガンプラ本体は2015年から発売中の「HGUC 1/144 RX-78-2 ガンダム」通称REVIVE版のフォーマットかと思いきや、独特のカラーリングを再現するためにパーツ構成が違うようです。筆者としてもこれがどういうことなのか、とにかくカラーリングがかっこよかったため早く作ってみたいと思っていました。キットはガンダムベース東京・福岡にて10月1日より販売中で、プレミアムバンダイでは10月現在2次予約として12月発送分の受注が行なわれています。

パッケージを確認。記念パッケージは“箔押し”されていて保存版決定!

 それではパッケージ内容を見ていきましょう。ランナーはA~Cとポリキャップ、シール2枚で成形品は総数4枚でとてもパーツ数は少ない印象です。組立説明書のほかにリーフレットも同梱されていておまけにパッケージはフルカラーで箔押しされた豪華なものとなっています。これはハンドパーツ等を入れておくために保存しておいてもいい特別な箱になりますね。

 ランナーを見渡してみると、前述した通りいくつかのパーツは2015年発売の「HGUC 1/144 RX-78-2 ガンダム」の設計データを再構成・再配置しているようです。特に胸部の青いパーツが白くなっていることと、腕や脚の赤い部分が新規になっています。それによってランナーのパーツ構成がいつものRX-78ガンダムとは違うことでガンプラファンとしては面白く感じます。

【パッケージ構成】
日本館イメージの“柔らかな日本の形”と“麻の葉模様”モチーフのフルカラーパッケージ
赤い箔押しで特別限定感たっぷり!
Aランナー、胸部パーツが白い!
今回多色成型のいろプラがBランナーになっています
Cランナーは関節などのメカ色ですね。なんだかハンドパーツが多い……
組立説明書とリーフレット、「HGUC 1/144 RX-78-2 ガンダム」と唯一共通のポリキャップ
豪華なリーフレット。デザイナー大河原邦男氏へのインタビューが掲載されています
こちらが第一段階のラフデザイン。胸部がだいぶ攻めたデザインです
そして決定稿がこちら。パーツ割りなどを考慮しての結果でしょうか
【プレミアムバンダイで購入】

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