レビュー
ガンプラ「HG 1/144 RX-78-02 ガンダム THE ORIGIN展 Edition」レビュー
2022年2月16日 00:00
装備を組み立てる。多彩な装備と注目のキービジュアルシールの貼り付け!
中期型で組み立てるので必要はないのですが、前期型の装備も作っておきましょう。装備は前期と中期用ビームライフルと前期用ショルダーキャノン、ハイパーバズーカ、シールド、2本のビームサーベルとなっています。
このキット最大のメインイベントである、キービジュアルシールの貼り付けを行います。最初にお伝えしておくとこれは結構難易度が高い作業です!ガンダムシールドが四角ではなく、結構複雑な形状をしていること、穴が開いているデザインでもあるため最初の位置決めを間違うととんでもないことになります。
位置決めにはシールドの窓枠がよさそうに思いますが、実はその上(オリジン版では窓枠は機体下側になります)の両サイドにある2つの丸いモールドが貼り付けるためのガイドに最適だと思います。シール自体は破れにくい素材ではあるものの取り回しには気を使いますのでじっくり貼り付けるシミュレーションをしておく方がよさそうです。
完成!「HG 1/144 RX-78-02 ガンダム(GUNDAM THE ORIGIN版)安彦良和/機動戦士ガンダム THE ORIGIN展 Edition」
キット自体は既発売のものではありますから機構的に目新しい部分があるわけではないのですが、ベースとなっているオリジン版ガンダムはHGシリーズとしての未来を先取りしているような内容には改めて驚かされました。今回は中期型で組んだわけですがそうしたかった理由がもう一つありました。
以前このキットは前期型で組んだことがあります。いつか中期型を……と思っていたところに今回の限定版が加わることで筆者宅ではオリジン版RX-78-02ガンダムがガンプラの陳列棚に前・中期型が並ぶことになって嬉しい限りです。ガンプラ的な遊びとしてお互いの装備をアレンジすることでダブルショルダーキャノンも実現できました。
「HG 1/144 RX-78-02 ガンダム(GUNDAM THE ORIGIN版)安彦良和/機動戦士ガンダム THE ORIGIN展 Edition」のレビューを終えて
キットの感想を述べさせていただくならやはりキービジュアルのシールの貼り付けがクライマックスでした。可能ならばシール全体を3分割するか水転写デカールという選択肢もあったかもしれませんがそれはそれで仕上がりと作業性を考慮してのことかも?と思います。せっかくの展示会限定のガンプラですしちょっと大変ですがシールド表面はしっかりと洗浄したうえで貼り付け作業にチャレンジしてみてください。
フォトギャラリーの所でも触れたのですが、これで前・中期型のオリジン版ガンダムが揃いました。先日来から話題沸騰中の「機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島」にて今回の中期型が登場します。オリジンファンとしてはこういう展開があるとするならば“後期型”登場への期待も抱かずにはいられないというものです。
まさかの「ククルス・ドアンの島」がフィーチャーされるなら、後期型が登場しそうなTV版第39話「ニュータイプ、シャリア・ブル」をふくらます形で描けるのではないか?と期待してしまいます。ここに“クスコ・アル”という映像作品には登場しなかったジオンのニュータイプ少女の話も絡むとかあるとファンは大喝采になるのではないかと小さな希望を抱きながらまずは「ククルス・ドアンの島」公開を待ちたいと思います。
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