レビュー
ガンプラ「HG 1/144 RX-78-02 ガンダム THE ORIGIN展 Edition」レビュー
2022年2月16日 00:00
組立を開始!HGシリーズを超えRGシリーズに肉薄するキットに驚く
それでは早速組み立てていきましょう。まずはボディ全体と頭部からスタートです。HGシリーズのガンプラであればパーツの点数をなるべく少なくしてかんたんに組み上げられるようになっているものですが、このオリジンシリーズのHGガンプラはそこから一段上を行く設計になっているようです。
RGシリーズというほどではないにしろ、可動性能や関節の表現方法は既存のHGシリーズを凌駕する設計は作りごたえ満点の内容となっています。このボディ周りでも腹部の関節もメカフレームが組み込まれたり、首は二重関節、肩も二軸回転方式が織り込まれているなど見どころ満載です。
腰部は前後左右のアーマー裏に裏打ちこそありませんが、股関節にスイング機構を持たせるなどここも一段上の設計になっています。色分けもパーツで分割されていて、複雑な組み立てもないためカッチリ感のある組み立てを満喫できます。
頭部はガンプラの微細加工と設計のすごさを端的に見せてくれる部分になっています。フェイスは黄色のツインアイ、赤のクマドリと顎、白のマスクはこれまでのHGシリーズで実現されていますが、黄色のツインアイにはバルカン砲の砲口までついています。
腕部を組み立てる。簡易的なフレーム構造と可動性能がすばらしい
肘関節が挟み込み方式ではありますが簡易フレーム的になっていて、それを基準に外装を組み付けていく感じです。肘関節はそれだけで二重関節になっていて、可動性能もとても高くなっています。
中期型における腕部は、肩上部にフックバーが増設され、左腕の前腕部にあったマシンガンが撤去されます。キットではその再現のための肩パーツが用意されています。ハンドパーツもこの時点で平手と握り手の2つが用意されていて表情付けに重宝しそうです。
脚部を組み立てる。腕部を超える可動性能は驚愕の一言
脚部は腕部と比較してその容積が大きくなりますが、その大きさを十分に活かす形でさらに極まった構造とパーツ割りを実現していて簡易的にでもフレームを内装することで組みやすさにも貢献しています。
膝関節は二重でありながら膝アーマーは可動に追従して脛から分離する構造を加えてあって可動させた時の表情がここでもHGシリーズを凌駕するものになっています。つま先も動き、足首自体の可動性能も段違いなため想像を超える接地性を誇ります。
©創通・サンライズ