レビュー
人体構造無視の可動域で遊びが無限大!究極のポージングフィギュア「Stickybones」レビュー
2022年4月13日 00:00
遊びも無限大! 2体の「Stickybones」で戦わせてみた!
可動域に制限がなく、どこまでも自由に動かして遊べるフィギュアというのは触っていて想像以上に面白い。今回はレビュー用に「Stickybones」を2体借りることができたので、この2体を使ってアクションフィギュアの醍醐味であるバトルシーンを存分に堪能したいと思う。
人間を逸脱したポージングがとれる「Stickybones」にふさわしいバトルアクションといえば、人間業ではない技と技がぶつかり合うゲーム「ストリートファイター」シリーズのアクションが最適ということで、さっそくポージングをとらせていこう。
激しいアクションを再現するなら、別売りのフィギュアスタンド「Fly-Rig 2.0」が大いに活躍する。スタンドも本体同様のジョイント式になっているので、角度などを自由に調節して空中アクションを楽しむことができる。
「ストリートファイター」のアクションをやるならば、春麗の足技は外せないだろう。上から奇襲してくる相手を捉え、天へ向かって強烈な蹴りを繰り出すアクションだ。普通のアクションフィギュアでは、頭の位置まで脚を上げるのは不可能に近いが、「Stickybones」ならキレイなフォームで足技を再現できた。
忍者のファイター、是空のアクロバティックな空中アクションに挑戦。武神雀羅で空中を舞い、そのまま相手へ肘を落とす華麗な技だ。ここでもスタンドが大きく活躍し、空中へ飛び上がるポージングのままグラつくことなくしっかりと固定することができた。
今回「ストリートファイター」のアクションを再現する中でもっともやってみたかった技があり、それは赤きサイクロンことザンギエフの代名詞であるスクリューパイルドライバーだ。
スクリューパイルドライバーは投げ技なので、いくら広い可動域をもっていてもそれだけでは再現できない。相手を掴み、担ぎ上げるパワーが必要になる。
腕だけで「Stickybones」を1体丸々持ち上げてその体勢を果たして維持できるのか、非常に気になるところだった。結論からいうと、「Stickybones」を持ち上げても腕は全くグラつくことなくガッシリとホールドすることができた。相手を掴んだまま、空中に飛び上がるダイナミックなアクションの再現性をぜひ見てもらいたい。
他にもいろいろなキャラクターの技を真似してみたが、想像していた以上に再現性の高いポージングが決まり、時間を忘れてアクションをさせることに没頭してしまった。筆者のように既存のポージングを真似させるも良し、自分だけのポージングをとらせるも良し、可動域と同様に「Stickybones」遊びの幅は無限大である。
今回はアートフィギュアである「Stickybones」をイジリ倒してきたが、ここまで思いのままに動かせるフィギュアを触るのは初めてのことだったので、自由度の高さに驚かされっぱなしであった。
遊んだ感想としては、グリグリ動かして遊ぶだけなら1体でも問題ないが、アクションの再現遊びや、絵を描く際に様々なシチュエーションの参考にするならば2体、そして台座の「Fly-Rig 2.0」も合わせて欲しいところ。
複数買いユーザーも視野に入れてか、クラウドファンディングサービス「Kibidango」ではセットコースも用意されている。複数体の購入では最大40%OFFとなかなかのお得感である。
借りた物なのでさすがに耐久テストまではしなかったが、「Stickybones」には究極の強度をもつカスタムエンジニアリンググレードポリマーという特殊素材を使用しており、耐久性はかなりのものらしい。さらに本商品には永久保証がついており、パーツ単位での交換が可能だそうだ。耐久性に不安の人も安心してもらいたい。
「Stickybones」は、クラウドファンディングサービス「Kibidango」で4月21日の23時59分まで支援を受け付けている。本稿を読んで気になった人は忘れずにチェックしよう。
©CAPCOM CO., LTD. 2016, 2020 ALL RIGHTS RESERVED.