レビュー
ガンプラ「HGUC 1/144 イフリート・ナハト」レビュー
ウラガン、あれはいいガンプラだ……ぜひ完成させてくれよ!
2022年7月8日 00:00
- 【HGUC 1/144 イフリート・ナハト】
- 開発・発売元:BANDAI SPIRITS
- 発売日:2022年12月(3次再販)
- 価格:2,530円(税込)
- ジャンル:プラモデル
- 全高:約118mm
今回レビューするのはプレバンガンプラ総選挙2022「HG部門」で第1位、全体でも第3位に輝いた「HGUC 1/144 イフリート・ナハト」です。このガンプラはプレイステーション3のゲームソフト「機動戦士ガンダム戦記」(2009年)に登場するジオン公国軍のモビルスーツ「MS-08TX/N イフリート・ナハト」をHGUCでプラモデルキット化したものです。
この機体は一年戦争終結後の宇宙世紀0081年、オデッサ基地司令「マ・クベ」が所有していた機体を地球連邦軍が接収、稼働実験が行われていたところを今作におけるジオン公国軍サイドの主人公である「エリク・ブランケ」率いる「インビジブル・ナイツ」部隊に奪取されるというという特殊な出自を持つ機体です
「MS-08」という機体の型式番号が付けられていることから「MS-07 グフ」と「MS-09 ドム」の間に生産された機体とされています。ベースとなった「MS-08TX イフリート」の派生機となる「MS-08TX/N イフリート・ナハト」の“ナハト”は“夜”を意味し、漆黒の闇に紛れるような紫色ベースのカラーリングとなっています。
強力なジャミング機能や熱源探索を避けるために廃熱口やスラスターを隠す機構を持っていたり、高いステルス性能を体現するかのように忍者の武器を模したと思われる「コールドブレード」や「コールドクナイ」を持つなど高い白兵戦対応能力を備えた機体となっています。
話をガンプラに進めていきましょう。ざっとランナーを見ていくと設定どおり紫主体のカラーで成型されていて作る側としてもステルス性能を発揮されているようです。既発売のHGUCイフリートにナハト用のランナーが加えられています。基本的な構成としては関節部に簡単なフレーム構成を持ち、なるべく少ないパーツ数で外装を実装するHGシリーズのスタンダードな構成のようです。ナハト用の装備にライフル系やシールドがないため実体兵器のみのある意味潔い内容となります。
それでは組み進めていきたいと思います。TVで放映されたわけでもなく、2009年のゲームに登場した(失礼ながら)マイナーな機体がガンプラ化されて、プレバン総選挙で1位を取るほどのキットはどういう内容なのでしょうか。筆者もガンプラ総選挙の結果を見てワクワクしながら発送の知らせを待っていました。早速レビュー開始といきましょう!
▼これがプレバン総選挙HG部門で1位に輝いたイフリート・ナハト!
▼HGシリーズの組みやすさをそのままにハイディテールな内容を実現!
▼迎えに来たぞイフリート。この感覚まさしくジオンのモビルスーツ!