続いて上半身を組み立てます。上半身には可動はもとより、装備として胸部中央のエネルギーマルチプライヤー、両肩にはマシンキャノンがあり、それぞれ開閉機構もありますし、さらに背中からコアランダー合体機構もありますからそのための設計とパーツ割りがなされていることになります。エネルギーマルチプライヤーにはリアリスティックデカールを貼りこみますがこれが超細かい!老眼が進みつつある筆者にはもう無理でしたのでマイクロスコープを投入しました。
可動とディテール、各装備を実現するために練りこまれた設計が見事! 腹部は胸部とのボールジョイント接続と左右ロールの複雑な機構をもっています 胸部には肩部関節があり、方全体を前方に振り出すことができます 各要素を組み上げました。ここまででもすごい設計です 各部ディテーリングに入ります。襟パーツとコアランダードッキング部を組み込みます 首部は2重関節でこれまでにない可動方法となっています 左右胸部ダクトとマシンキャノン、エネルギーマルチプライヤーのカバーを組み立てます 1/144スケールにこの機構を盛り込んでいること自体がすごすぎます…… マシンキャノンのカバーは背中側に細かい接続パーツで組み込まれます エネルギーマルチプライヤーはリアリスティックデカールの1,2,3,86番から選択します 今回はキラキラの2番を使うことにしました。ちょっとナナメになってしまいましたがご愛嬌ということで…… 本体に組み込めばこんな感じです。マイクロスコープでゴミや傷を拾いまくってますがご了承くださいませ 腕部を組み立てる。ここもギミックがたくさん!
腕部も脚部同様にギミックが満載で組み応え抜群です!肩と前腕にはアドヴァンスドMSジョイントが使われ、異次元の可動を実現するとともに組みやすさをも提供してくれます。内部フレームは肩、上腕+肘、前腕で構成され肘以外は組立も終わっていますのですんなり組み立てられます。
前腕にある爆熱ゴッドフィンガーのクローは黄色のツメや指のカバーにも可動軸が設けられていてとても表情が豊かです。肩の赤い部分は全周を囲う形で片側2つのパーツで構成されています。通常なら赤い本体に黒いメカフレームを組付けるのでRGならではの“もし実機があったら”を体現する設計手段と言ったらいいですね。あくまでもフレームはフレームとして組み上がるので装甲無しの状態(ダメージ表現としても)でも面白い効果が得られると思います。
組立は簡単ですが、ここでリアリスティックデカールの貼り付けを行います 片腕につき4枚貼り付けます。とても小さいのでゆっくり作業しましょう 装甲をかぶせていくとあまり見えなくなりますが、ここがプラモデルを組んで充実感得られるところですね 肩のアドヴァンスドMSジョイントは関節部をゆっくりと折り曲げて必要な形状にしていきます 外装と上腕部を組付けていきます。前腕の肉感的なラインが格闘を行なうモビルファイターらしくていい感じです そのフレームの一部分にリアリスティックデカールを貼りこんでいきます 肩部上面の白い装甲は2色構成で、開くギミックもあります 細かいですがここにもリアリスティックデカールを貼りこみます 可動しない方(写真手前側)のグレーのパーツがはずれやすければ接着してもいいでしょう 白いパーツが開いた状態です。リアリスティックデカールの金属表現がアクセントになっています 爆熱ゴッドフィンガーのカバーを組んでいきます。まずはツメと指カバーから ツメの裏側は肉抜きになっているので気になる場合は埋めるとよい雰囲気になりそうです フレームを組付け、構成要素を並べてみました。意外とわかりやすい構成ですね ツメと指カバーはボールジョイントでフレームに接続されます 頭部とコアランダー、装備を組み立てる。頭部はガンプラ史上屈指の細かさ!
頭部は大胆さと細かさが同居していて史上屈指の超精密設計になっています。ここでもマイクロスコープが活躍するほどでした。頭部も細かいカラーリングでパーツ分けされていて、パーツが飛んでいかないかとても心配になるレベルです。該当するFランナーは同じものを2枚にして紛失してももう一度チャンスがあるような仕様でもいいかな、と思いました。
パーツ数はとても少なく設計されていますが、右上のグレーのパーツが尋常じゃない細かさです! 設計は大胆。首のボールジョイントを受ける部分に顔の赤い顎があります そのかわり、ツインアイは大きな黄色のアンテナの方に組付ける形です クリアーのツインアイはアンテナパーツに固定してシールを貼り付けました これは額の外装を裏から撮ったものです。すごい設計です 切り出してみるとなんとアンダーゲート!これは処理が大変です 組付けるとこれがまたかっこいい!苦労が報われる瞬間を味わえます コアランダーは“コアファイター”にあたる装備です。モビルファイターが自家用車的に使える脱出ポッドでもあります。機体を隠すほど大きなウイングを装備しています。RGではオリジナルアレンジとしてこれまで開くだけだったウイングを後ろになびかせることができるようになっていてより劇中の再現につながる仕様となっています。
コアランダーの基部に2連バーニアを組付けます。バーニアは基部で回転できます ウイングの取り付け基部は2軸の回転軸をもっています ウイングは貼り合わせるだけの簡単な構造ですが、細かなカラーリングがされています 装備ですが、拳と拳で競い合ういわゆる格闘機体ですので銃器類がありません。豊富なハンドパーツとゴッドスラッシュ(ビーム・サーベル)、3枚の日輪エフェクトとなっています。
ゴッドスラッシュ用の握り手、金色のゴッドフィンガー用ハンド 手刀状態と通常の平手も合わせると豊富なハンドパーツがそろいます