レビュー
「MODEROID ファフナー・マークニヒト」レビュー
2022年9月14日 00:00
独特なデザインを完全再現された虚無の申し子
完成した「ファフナー・マークニヒト」は禍々しいデザイン再現がされ、圧倒的な存在感を放つ。
しかし、背部のユニットの重さに耐えきれず、自立させることは困難となっている。そのため、別売の「THE シンプルスタンド」を使用してディスプレイするのがオススメだ。
組み立てるだけで劇中に近い印象となっており、非常にカッコいい。ラスボスも主役機もこなす「ファフナー・マークニヒト」の魅力が詰まった造形となっている。
ポージングに関しては独特な軸関節の連続で角度の付け方にはじめこそ苦戦した。特に脚部関節は動かしすぎると接合部が緩んでしまうため、注意が必要となる。
しかし、独自の可動でもロボットが持つ巨大感やどっしりとした重厚感が感じられる、手足のメリハリが表現できる。ワームリング投擲や同化ケーブルを伸ばしてのアクションと「ファフナー・マークニヒト」らしいポーズが楽しめる。
また、武器持ち手をしようすればルガーランスを持たせることができる。「ファフナー・マークニヒト」が使用する印象は少ないが、武器を振り回すポーズも様になる。
「MODEROID ファフナー・マークニヒト」を触れてみて、禍々しいデザインと荒々しいポージングが楽しめた。
また、塗装済みパーツもふんだんに使用され、組み立てるだけで劇中に近いイメージのカラーリングが再現できる。塗装部分もメタリック塗装で、劇中の発光している印象に近い色合いとなっている。
一方で、その巨体故スタンドだけで本体を浮かせた状態にすることが困難となっている。「ファフナー・マークニヒト」は空中での戦いが印象深いため、その表現に制約が掛かるのは残念だ。
しかし、接地した状態のどっしりとした構えや大きな腕を振るう姿は「ファフナー・マークニヒト」ならではの迫力が味わえる。
イベントではすでに「MODEROID ファフナー・マークアレス」の原型も公開され、今後の「蒼穹のファフナー」シリーズの立体化にも注目だ。