レビュー
ガンプラ「HG 1/144 ガンダムエアリアル」レビュー
2022年10月14日 00:00
組立開始。EG+αはHGを超える!サクサクながらも細かいディテールに驚く
まずは頭部から組み立てていきます。HGルブリス同様にとても少ないパーツ割りながらもさらに細かいパーツ構成でエアリアルの細かいディテールを構築しています。ルブリスから色も増えていますので設計はさらに密度を増し、それを実現するために大胆な設計がなされています。
頭部は内部構造を組んで前後で挟み込む設計からすでに大胆で、HGでここまでやるか?的な作りこみを楽しめます。アゴや頭部の赤、頬の黄、バルカンのメカフレーム、ツインアイとカメラ、そして頭部のシェルユニットのクリアーパーツ、前後の外装。なかなかに高密度です。
ボディ(上半身)を組み立てる。凝縮された構造とインモールド成型に驚く!
ルブリスと似たような意匠を持つボディ(上半身)はHGエアリアルも同様の構造をしています。大きくごついフレームパーツを軸に肩や腹部、首の関節を組付けていきます。ルブリス的な色味ではなくトリコロールの“ザ・ガンダム”ともいうべきカラーリングはパーツ分けでそれぞれを細かく再現しています。
ルブリスの系譜を受け継ぎ、胸部上面にはシェルユニットをインモールド成型で再現しています。エアリアルは左右に分割されていますのでパーツは2つになっています。HGルブリスでは気にならなかったのですが、シェルユニットの切り出しには少々注意が必要でした。ランナーとパーツをつなぐゲートはゆっくり慎重に切る必要があります。クリアパーツですので荒いと白化する場合があります。
腕部と脚部を組み立てる。デザインと設計が見事に融合!これが新HGシリーズ、ルブリスの組み方
続いて腕部を組み立てます。HGルブリス同様の構成となっていて、できる限り1パーツで設計・成形されたメカフレームに外装パーツを組付けていくものとなっています。メカフレームは1/144にしては大きく太い印象で、そのぶんがっちりしていて剛性感も高く、肩や肘などの回転軸もぶれがないです。メカフレームを芯にして外装パーツはパチピタで固定されるので安心感もあります。
脚部はHGエアリアルのなかでも屈指の組み応えを感じられる部位となっています。HGクラスとしても多めのパーツと工程が必要ですのでここはじっくり組んでいきたい部分です。ただし、組み立て自体に難しいことはなく単純に工程が多いだけで各パーツは大き目で構成的にはEG+αのHGルブリスを継承したものとなっています。
装備を組み立てる。目玉はやはりビットステイヴ!
装備はバックパック、ビームライフル・ブレイド、ビームサーベル、主にシールド状態になっているビットステイヴで構成されるエスカッシャンが用意されています。ビームサーベルの柄はルブリスとは違い、角型になっているのがわかります。
エスカッシャンは“GUNDフォーマット”を用いた次世代群体遠隔操作兵器システム、通称“ガンビット”で構成された多目的攻防プラットフォームです。分離して移動ビーム砲台や集合してシールドを構成するのはルブリスの“コンポガンビットシールド”と同じです。名称を引き継いでいないのは“GUNDA-ARMではない”ことを象徴したかったのでしょうか?
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