レビュー
アニメ「ガン×ソード」より「MODEROID ダン・オブ・サーズデイ」レビュー
2023年1月28日 00:00
ダンがプラモでやってくる。ディテールと色分けを再現した組み立て工程
最初は頭部の組み立て。特徴的なシルエットは複数のパーツに分けられ、ディテールと色分けが確保されている。
また、頭部の陰になっている部分はシールでディテールアップを施す形となっている。
胴体も色分けが施され、スタイリッシュなデザインが再現されている。塗装なしでも劇中に近いカラーリング再現が可能となっている。
胴体は胸部、腹部、腰部の3ブロックで構成されひねりを加えた動作や前屈、反りなどの可動が可能となっている。
続いて腕部は肩部、二の腕、前腕で構成されている。特徴的な肘の外装は二の腕部分を挟み込み、マントのようなエッジの効いた外装は肩部に設けられたボールジョイントに接続して取り付ける。
可動も二の腕部分を左右に動かすことができ、肘関節も柔軟に可動する。また、張り出した肘の外装も軸可動が設けられ、肘の動きに合わせてパイプも移動できる。
肩の装甲も軸可動とボールジョイントによって様々な角度に調整、ポジションも変えることができ、武器を振るうアクションに合わせて動かすことができる、
手首は左右セットで3種類ある。握り手、開き手、武器の持ち手があり、手首のジョイントとクリアパーツに白の手甲パーツを合わせるものとなっている。
次に脚部パーツ。こちらは細かいパーツ構成、シールでの色分けはもちろん細かな関節可動も盛り込まれている。
可動も大腿部、膝、足首に加え、足先の可動もある。そして、パイプの可動処理は「なるほど」と思わず膝を打つものとなっていた。
パイプパーツは足の甲のアーマーと大腿部にあるパーツに繋がるのだが、パーツが固定されているのは足の甲の部分のみとなっている。大腿部はフリーで簡単に出し入れができるようになっており、ここでパイプの長さ調節を可能としていた。
屈伸時は大腿部に入っている部分を引き出すようにして可動をサポートしつつ、すっぽ抜けないよう絶妙に長さ調整がされ、腰の入ったアクションも楽しめる。
背部の刃パーツは基部のパーツを挟み込む簡単な作りとなっている。
武器の蛮刀も大刀と小刀、鍔と柄の小さいパーツで構成されている。こちらは成形色だけなので、刃の色合いなどの色分けはされていない。
また、劇中の大刀と小刀を分けた状態や独特の斬撃ポーズを再現するジョイントパーツによって印象的なアクションポーズを取ることができる。
最後に刀状態用の差し替えパーツの組み立て。こちらも簡単な組み立てで完成する。
組み立てていくほどにスタイリッシュな造形と柔軟な可動が見えてきて、作中のしなやかな動きやダイナミックなポーズ再現が期待できる。
いよいよ完成した「MODEROID ダン・オブ・サーズデイ」をじっくり見ていこう。
©2005 AIC・チームダンチェスター/ガンソードパートナーズ