レビュー

ガンプラ「HG 1/144 ジム (スレッガー搭乗機)」レビュー

軍法会議もの、いっちゃう?スレッガーアニキの専用ジム、HGガンプラで出撃!

【HG 1/144 ジム (スレッガー搭乗機)】

開発・発売元:BANDAI SPIRITS

発売日:2022年11月18日

価格:2,090円(税込)

ジャンル:プラモデル

全高:約125mm

 今回レビューするのは2022年大ヒットを記録した劇場映画「機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島」に登場するガンダムの量産タイプでスレッガー・ロウ中尉が搭乗する「RGM-79 ジム」をHGガンプラ化したものです。

 このジムが活躍するのはいわゆるファーストガンダムの“一年戦争”を安彦良和氏によって現代の基準で再構築した「機動戦士ガンダム THE ORIGIN」をベースに、TV版ファーストガンダムの第15話を劇場映画にまで紡ぎあげられた「ククルス・ドアンの島」が舞台。

 ベースとなる物語「THE ORIGIN」では母艦ホワイトベースの航路を変更。TV版では地球に降りたホワイトベースが連邦軍基地のジャブローにたどり着くまでの間にあるたった一話の物語でしたが、劇場版ではジャブロー攻防戦の後にこのエピソードが配置されています。

【『機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島』|冒頭10分公開【6月3日(金)全国ロードショー】】

 そのため映画の時点ではすでにスレッガー・ロウ中尉がホワイトベースに編入・配属されている状態で、同時に専用カラーリングの搭乗機「RGM-79 ジム」も搬入されています。しかしながら量産化が始まって間もないジム……しかも専用カラーとはスレッガー中尉もそれ相応のモビルスーツパイロットということが言え、筆者としてもそれ以前の活躍がここにどうつながるかを映像で見てみたい気もします。

【スレッガー・ロウと専用ジム】
スレッガー・ロウ中尉
スレッガー専用ジム
ガンダムORIGINにおける現時点での連邦軍MSの系譜図
「機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島」公式サイトより

 今回レビューする「HG 1/144 ジム (スレッガー搭乗機)」は2022年8月、プレミアムバンダイにて受注開始されたものです。その後2022年11月に発売、映画公開初日が2022年6月でしたから約半年後に発売されたものとなります。キット自体はガンダムORIGIN系のHGシリーズの既出キットをベースとし、スレッガー機を再現するカラーリングとパーツを盛り込んだものとなっています。

 ガンダムORIGINのHGシリーズはベースがとてもよくできていて、少ないパーツでとても組みやすく簡易フレーム構造とすることで多重関節を実現、高い可動性能を持っています。劇中でも頼れるアニキ「スレッガー・ロウ」が乗る専用ジムがHGガンプラでリリースされ、レビューできることを楽しみにしておりました。では……スレッガー・ロウ、HGジムで出る!

「HG 1/144 ジム (スレッガー搭乗機)」のキット内容をチェック!

 それではキットの内容をチェックしていきましょう。ランナーはA~Eで計7枚、ポリパーツが1枚、サーベル用1枚となります。組立説明書とホイルシール、水転写式デカールが付属します。ORIGINのHGシリーズはベースの設計が素晴らしいので少ないパーツで組みやすくなっているのが特徴です。

【キット内容】
パッケージ:実写を利用しためずらしいものとなっています
A:多色成型でスレッガー機のカラーリングを再現
B:ORIGINのHGシリーズ共通(連邦系)のフレーム
C:ORIGINでのジム用装備
D:【2枚】主に外装パーツ
E1:シールドや関節部の丸いパーツ
E2/SB-13/PC-001:コクピットハッチ、サーベル、ポリパーツ
組立説明書・ホイルシール・水転写式デカール