レビュー
ガンプラ「HG 1/144 ジム 」レビュー
スレッガー搭乗機
2023年2月15日 00:00
組立開始。小気味よく組み上がっていくのでとても気持ちがいい!
まずはボディ全体を組んでいきます。胴体部と頭部、腰部を一気に組み上げていく流れとなっています。同じORIGIN版のRX-78-02ガンダムはハイスペック機ということもありモリモリの仕様で前期・中期が選べるようになっていましたがそこは量産型のジム。装甲の形状はガンダムと似通ってはいるものの簡素化されているように感じるものとなっています。
頭部はたったの3パーツ! V字アンテナも通信用アンテナもない頭部にはカメラ内部のモールドまで一体成型で設計されています。カメラのモールドはクリアーパーツで覆われるので内部をメタリックカラーで塗ってやると雰囲気が出てとてもかっこよくなると思います。
腰部も部品点数を絞りながらも可動とディテールを突き詰めた設計になっています。往年のガンダムファンにとってジムはまさに“量産型”を体現する機体であって様々な部分が簡素化されていますが、このスレッガージムのフンドシブロックは一体型のフロントアーマーではなく左右分割に加えて78ガンダムと同じような連邦軍のV字マークがあるフンドシブロックになっているのが特徴です。
腕部を組み立てる
腕部は肘関節を中心として上腕と前腕をつなぐ部分を簡易フレームとして内包することで表現されています。多重関節とすることで高い可動性能を持つことに成功していて、これがベースとなっているORIGINのHGシリーズの完成度の高さを物語っています。
ORIGIN版連邦軍モビルスーツは左右の腕で若干違いがあり、スレッガージムでは右腕は装備なし、左腕はガトリングガン装備となっています。ハンドパーツはここでは握り手と平手を組み立てます、
脚部を組み立てる
脚部も簡易的なフレーム構造を取り入れ、装甲パーツにその簡易フレームを埋め込む形にすることで組立工数を減らす構成にもなっています。とはいえディテールやギミックが簡略化されることもなく、組んでみると“よく詰め込んでるなぁ……!”と感動する部分のほうが大きくなっています。
腕部以上の機構を持っている脚部は大腿部の軸ロール機構、膝の多重関節は膝アーマーのフレームも別パーツになっています。ソールは、軸受け基部に横ロール機構を持つことでとてつもない可動と設置性能を有していると共に、つま先の可動をも実現しています。
装備を組み立て、デカールを貼る
装備はビーム・ライフル、ビーム・スプレーガン(前期型)、シールド、ビーム・サーベルとなります。ビーム・ライフル、ビーム・スプレーガン共に張り合わせで本体が完成するので難しいところはありません。シールドも腕へのマウントやスライド機構も持ちつつ本体は張り合わせなのでこちらも難しくはありません。本来スレッガージムのビーム・サーベルは1本だけですが、キットには2本分のパーツがあるのでボーナスパーツとしてあそんじゃいましょう!
デカールは水転写式となっています。必要なデカールをはさみで切りだし、ぬるま湯で少々しゃぶしゃぶするとするっと貼ることができるようになります。今回は劇中再現できるものだけを貼ることにしました。シールドと左肩の“77”、右肩の“EFSF”、胸部の“RGM-79”、コクピットハッチ上部のスレッガーのマークとなっています。
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