レビュー
ガンプラ「FULL MECHANICS 1/100 ガンダムエアリアル」レビュー
2023年4月21日 00:00
組立開始。HGエアリアルの組みやすさそのままに、さらに細かく豪華に!
このフルメカニクス・ガンダムエアリアルはフレーム構造を持ち、そこへ装甲を組み付けていくというMG(マスターグレード)的な組立方法が全身にわたって採用されています。水星の魔女HGシリーズのかんたん組立を継承しつつMG的なディテールと組み応えを感じることができます。
腕部はフレームを芯に装甲を組付けていきます。もともとのデザインからこういった組み立てができるようにデザインされているのでは? と水星の魔女スタッフとガンプラ開発チームからのメッセージを感じられるようでもあります。ほぼ全てのフレームと装甲は張り合わせ構造がメインとなっており難しいこともありません。
前腕は装甲にフレームを組み込むことになりますのでここは組立のリズムが変わります。肘にロール軸と軸をずらした関節が用意されているのでHG以上の表情を付けることができるのが目新しい設計です。気になる平手は左手のみに用意されています。
上半身(+バックパック)と頭部を組み立てる。
続いて上半身とバックパック、頭部を組んでいきましょう。パーツを並べてみて肩関節のこだわりように驚かされました。そして胸部シェルユニットが一体成型で立体感もあることから組み立てやすさとハイディテールを両立させていて、様々な角度から確認するのが楽しい時間となります。装甲パーツはなるべく大きなパーツで設計されていてこれも組みやすさに貢献しています。
引き続き頭部を組んでいきます。1/100スケールということもあり、極端に細かいパーツもなく各ディテールパーツもなるべく1パーツで設計され組み立てやすい印象です。
脚部を組み立てる。装甲との連動可動機構は1/100スケールならではのギミック!
情報量が多い脚部はパーツ数が多くギミックも豊富です。ぱっと見、太い大腿部は元デザインのイメージ通りですが大腿部前・膝上の膨らみがある装甲がしゅっとしている印象を受けます。同部位にある黄色のディテールは膝の屈伸と共に連動して可動する立体物ならではの楽しみがあります。ソールは前方・上方に大きく反らすことができて立膝をついた時のポージングに寄与します。
腰部を組み立てる。シンプルな構造で機体を支える
腰部はここまでの工程と比べとても少ないパーツで構成されています。左右の装甲は外れにくい構成になっています。メインとなる股間は前後へのスイング機構を持っていてポージングの際に豊かな表情が着けられます。フロントの左右の装甲は独立で可動します。
装備を組み立てる。11基のガンビットで構成されるシールドが大迫力!
装備はシールド・ビームライフル・ビームサーベルとなっています。シールドは11基のビットステイヴで構成され、フルメカニクス専用のオリジナルギミックが用意されています。ビームサーベルはエアリアル同様青い仕様となっています。
シールドを構成するビットステイヴはエアリアル本体への装着、一部ビームライフルへの取り付けが可能。HGではシール再現だったカラーリングはフルメカニクスでは全てパーツ割りで実現しています。
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