レビュー

ガンプラ「FULL MECHANICS 1/100 ガンダムエアリアル」レビュー

謎多きモビルスーツ、ガンダム・エアリアルを大スケールでさらに詳細に組み立てる!

【FULL MECHANICS 1/100 ガンダムエアリアル】

開発・発売元:BANDAI SPIRITS

発売日:2023年4月22日

価格:4,180円(税込)

ジャンル:プラモデル

全高:約180mm

 今回レビューするのは、ガンプラ「FULL MECHANICS 1/100 ガンダムエアリアル」。3か月もの間水星の魔女ファンが待ち望んだSeason2がこの4月9日から放送開始となったガンダムTVシリーズ最新作『機動戦士ガンダム 水星の魔女』の主人公機です。

 アスティカシア高等専門学園がある“フロント(スペースコロニー)”にスレッタと共に編入されたエアリアルは当初“ガンダム(GUND-ARM)ではない”として登場。その後、グエルのディランザやダリルバルデ、エランのガンダムファラクトとの決闘を重ね、ついに“ガンダム”であることが明かされてしまう。

【ガンダムエアリアル】
衝撃の新時代のガンダムとなった“AERIAL”

 スレッタの周りの学生たちはエアリアルを兵器としてではなくGUND技術(宇宙環境に適応させるための身体拡張技術)のそもそもの目的だった“医療”のために使うことを目指す“株式会社ガンダム”を設立することに。シャディクとの6vs6の決闘で辛くも勝利したエアリアルはかなりの痛手を負ってベネリットグループの巨大開発施設プラント・クエタで改修を受けることになった。改修を受けたエアリアルはミオリネを救うために立ち上がる……。

 ここまでがSeason1の大きな流れで、ガンダムファンにはこれまでの“ガンダム”からかなり毛色の違うストーリー展開と主人公スレッタとミオリネ他を取り巻く人物模様、エアリアルそのものの謎、いまだ映像に現れない地球や宇宙の状態、この世界(A.S.)の成り立ちなど様々な謎が明かされないままSeason1が終了。Season2ではSeason1で何度か出てきた“クワイエット・ゼロ計画”とは?を主軸に物語が進むようです。

 今回レビューする「FULL MECHANICS 1/100 ガンダムエアリアル」は、1/144スケールで展開してきた水星の魔女ガンプラシリーズから初となる1/100スケールでのガンダム・エアリアルとなります。1/144スケールでは、この世界のガンダムに搭載されるシェルユニットがインサート成型やシールで表現していました。フルメカニクスでは、モールドされたパーツをメッキ処理した内部構造とクリアーパーツの組み合わせで立体的に再現しています。

【立体的になったシェルユニット】
インサート成型もキレイでしたが、こちらは立体になってさらに情報量が増しました!

 1/100スケールという大きなスケールであることを利用して立体感のあるシェルユニットが出来上がります。その利を最大限に生かすことはガンプラとしての関節機構にまでおよび、装甲との連動機構を備えた脚部や多重関節を用いた腕部など可動性能が飛躍的に向上しているようです。今回サンプルキットをお借りできましたのでそのあたりを中心にレビューしていきたいと思います。

 以前ガンプライベントで展示されていたサンプルが非常に気になっていた筆者。説明担当者による立体シェルユニットや可動性能の説明を聞いてからそれを確かめたくてうずうずしていましたので今回レビューできることを楽しみに待っていました。それでは組んだら一つ、動かしたら二つの精神で組み進めていきましょう!

「FULL MECHANICS 1/100 ガンダムエアリアル」のキット内容をチェック!

 それではキットの内容をチェックしていきましょう。ランナーはA~Fで計10枚、立体になったシェルユニット(赤メッキ)がF3ランナーで特別きれいなパーツです。他にビームライフル用エフェクトパーツ、SB-8ビームサーベルランナーと組立説明書とマーキングシールが付属します。

【キット内容】
パッケージ:ガンビットを周囲に展開するエアリアル
A:主にディテール(イロプラ)
B:主にガンビット、頭部など
C1:主に装甲
C2:主に装甲
D:【2枚】主にフレーム
E:主に装備
F1/F2:主に装甲
F3:シェルユニット
ビームライフル用エフェクトパーツ・マーキングシール、ここにはありませんがビーサーベルSB-8と組立説明書があります
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