組立開始。RGサザビーベースによりリアルな「RG FFサザビー」誕生!
まずは脚部から組み立てます。組んでみた第一印象は“さすがRG(リアルグレード)!”となるほどのパーツ分割と密度感を実感します。特に機体の全重量を支える脚部は相応の剛性を持ってないといけませんからキットの中でも最大のパーツ数を誇ります。
2010年からはじまったRGシリーズも既に13年と技術を積み重ねると共にサザビーという大型の機体を再現するために各パーツが大き目に設計されていて組みやすさに貢献しているようです。両脚はほぼ共通パーツが使われていてそれはランナーの設計にもつながり同じランナー2枚から同時に切り出していけるのも作業が軽くなって嬉しいところです。
巨体を支えるソールはひときわ大きく、多いパーツで構成され可動場所も多い印象です がっちりとしたソールのメインフレームには可動部分も多く、つま先やかかとまで可動します 大腿部と脛部を組み合わせます。メインフレームに2つの大きな軸穴で二重関節を実現します リックドム・ゲルググからつながる脚部スカート裏の三連バーニアと外側にあるバーニアを組付けます 装甲をまとわせていけば脚部完成!装甲自体は少な目なのですぱっと組み上がります 抑揚の大きな脚部ですが、関節の可動性はかなり高いです ソールのつま先とかかとの可動によって“クロー(爪)”的な印象にもなります 腰部と胸部を組み立てる。
この腰部ほどキットによって多彩な表現がされる部位は他にないなぁ、という感覚を覚えるほどにRGサザビーの腰は多数のパーツで構成されています。「機動戦士ガンダム 逆襲のシャア」でデザインされたアニメーション設定からだいぶリファインとアレンジがなされ、装甲がフレームごと可動して内部機構が露出する演出などによってキットを組むだけで各部のメカディテールを堪能することができます。
非常にたくさんの分割がなされた腰部パーツ群。どのような機構を持っているか楽しみになります メインフレームの股間は左右独立した脚部の前後スイング機構を持っています アドヴァンスドMSフレームで既に完成している装甲接続部を組み込みます フロントアーマーにはバーニア噴射口とメカ色の裏打ちパーツを組み込みます ジオン系MSのデザインを彷彿とさせるリアアーマーも多層構造にて構築していきます リアアーマー左右には可動して展開するサブノズル的な部分があります 出来上がると甲殻類のようなデザインにも見えてきます。ジオン系ですねぇ…… 重MSの集大成的などっしりとした下半身が完成しました サイドスカートは伸縮し、リアアーマーは横へ展開するギミックがあります 続いて胸部を組んでいきましょう。出来上がって下半身とドッキングすると比較的小さく感じる上半身となります。
中央の大きなメインフレームがなるべく1パーツで設計されていて組み上げがとても楽な印象です 各フレームパーツにはRGならではの細かなモールドが入っています 三重の肩関節を左右に持つベースフレームと頭部を乗せる上面のフレームを組み合わせます たったこれだけの手順で濃密なディテールを持つ胸部フレームが組み上がります 胸部完成です。スミ入れしてやるとぐっと締まりそうですね 下半身とドッキングさせればそのバランスの違いがよくわかります 腕部を組み立てる。脚部同様に見どころ満載!
腕部も脚部に負けずに連動可動機構を持っていて組み応え抜群な部位です。先ほどの上半身にドッキングさせることで全体のシルエットががらりと変わるほどボリューミーな腕部本体と肩部となっています。
基本的な構造はフレームを芯に装甲を組み付けていくところは脚部とかわりません。アドヴァンスドMSフレームを前腕と肩部のフレームに使われていて既に完成していることから組立のストレス軽減につなげています。
フレームを中心に装甲を組み付けていくのは脚部同様です。腕部本体と写真右側の肩部が同程度のボリュームがあります フレームを組みます。上腕部に伸縮機構を持った連動可動機構があります 抑揚のある装甲を組付けるとボリューミーになる印象です 肩部もアドヴァンスドMSジョイントを芯にフレームを構築、大きな肩が出来上がります 上腕と前腕に引き出し機構があって腕全体の長さが変わります 本体とドッキングさせるとがらりと変わるシルエット! 引き続き頭部を組んでいきましょう。このキット最小のパーツ群ととてもわりきったパーツ構成で慎重に作業をしなければならない部位となります。クリアーパーツも小さいものが3つもあるので飛ばさないように注意したいところです。
小さなクリアーパーツとジョイントパーツがあるので飛ばさないように注意! 大胆な設計!コクピットボールにモノアイと首関節を入れ込む穴があります コクピットボール自体が首関節の軸受けになっていて若干外れやすい印象がありました