レビュー

ガンプラ「HG 1/144 ジム/ジムII/ジムIII セット」レビュー

ガンダムの戦闘データで性能を底上げし、地球連邦軍を勝利に導いたジムの系譜を体感!

【HG 1/144 ガンダムベース限定 ジム/ジムII/ジムIII セット】

開発・発売元:BANDAI SPIRITS

発売日:2023年6月10日(ガンダムベースでの販売)

価格:4,730円(税込)

ジャンル:プラモデル

全高:約128mm(ジム・ジムII・ジムIII)

 今回レビューするのはアニメ「機動戦士ガンダム」シリーズに登場し、地球連邦軍の勝利を支えたモビルスーツ“ジム”(機動戦士ガンダム・1979年)とその後継機にあたる“ジムII”(機動戦士Zガンダム・1985年)、“ジムIII”(機動戦士ガンダムZZ・1986年)をHGシリーズでキット化されたものをセットにしたガンダムベース限定ガンプラです。

 ファーストガンダムのジムが続編作品にバージョンアップして登場したり、旧型のまま画面に出てきたり様々なバリエーション機体となって出てくるあたりファンとしてはとても楽しいものがあります。「機動戦士ガンダム 逆襲のシャア」(1988年)や「機動戦士ガンダムUC」(2010年)といった宇宙世紀シリーズに登場するなどまさに歴史を積み重ねてきたジム・シリーズの面目躍如といったところでしょうか。

 そんなジム・シリーズ3世代をセットにした「HG 1/144 ガンダムベース限定 ジム/ジムII/ジムIII セット」が誰も想像しなかったタイミングと内容で突然の発売がアナウンスされました。これは特にファーストガンダム世代やガンプラファンのファン心理をわしづかみにし、主要なガンダムベースでは発売から2日で完売となるほどの人気ぶり!

【ジム3世代、そろい踏み!】
左:ジムII、中央:ジム、右:ジムIII

 筆者ももちろん直撃世代なので“これは買わねば!”と思っていましたがその売れるスピードに心配……なんとか購入することができました。それぞれのキットは約10年、20年前に発売されたものではありますがガンプラとしてのクオリティになんら問題はありません。それでは3体のジム・シリーズを組んでいくことでその進化を感じていきましょう。なにやら宇宙世紀100年を前に記念展示も行われるようです。ジム小隊、出るぞ!

「HG 1/144 ガンダムベース限定 ジム/ジムII/ジムIII セット」のキット内容をチェック!

 それではキットの内容をチェックしていきましょう。ランナーは各ジム合計で計14枚となっています。3体分とすればパーツ数も少なく作りやすい部類になりますね。各ジムにはポリパーツが用意されています。初代ジムは白いビーム・サーベル、それ以外はクリアーのビーム・サーベルが付属します。

 このジムセットのシールはジムとジムIII用が付属しており、ジムIIのものは付属せずにこのセット用の水転写デカールになっているところが注意点となります。さらにこのセットにはジムII用にライトグレーのMP-1Eのハンドパーツがボーナスパーツとして用意されています。

【キット内容】
3つのキットを使ったCGボックスアート!
このセット用の水転写デカールとジムII用のボーナスパーツ(MP-1Eハンド)
【ジム】
A:4色成型のカラフルな部位をあつめたランナー
B:主にホワイトの外装
ポリパーツ、シール、組立説明書
【ジムII】
A:4色成型のカラフルな部位を集めたランナー
C1/C2:主にライトグレーのメカ部や装備
D1/D2:主にホワイトの外装
B:シールド、ポリパーツ、ビーム・サーベル刃、組立説明書
【ジムIII】
A:4色成型のカラフルな部位のランナー
B:シールドと肩部ミサイル・ポッドの前方部
C1/C2:主にブラックのメカ部
D:主にホワイトの外装、ミサイル・ポッド
MP-1E:ハンドパーツ
ポリパーツ、ビーム・サーベル刃、シール、組立説明書