レビュー
ガンプラ「HG 1/144 ジム/ジムII/ジムIII セット」レビュー
2023年7月12日 00:00
完成!「HG 1/144 ガンダムベース限定 ジム/ジムII/ジムIII セット」
ここまで「HG 1/144 ガンダムベース限定 ジム/ジムII/ジムIII セット」の組み立てはいかがだったでしょうか。ベースキットはジムが約20年前、ジムIIとジムIIIは約10年前のものではありますが、それぞれ若干色味を変えているとのことでコレクションにもばっちりの内容であることと、ポリパーツを内装する方式から簡易的にでもフレーム構造に変わっていくところなどガンプラの進化を垣間見ることもできる楽しいセットだったのではないでしょうか。
筆者も久しぶりに組むことができてホント楽しかったです。組んでいて一つ思ったのが、ここ数年の間に登場したEG(エントリーグレード)シリーズを思い出しました。価格的にも確かにそのクラスではありブロック構造でかんたん組立を実現しているあたりも共通点を感じられました。いわゆる“ガンダムタイプ”ですので宇宙世紀モノまだ未経験の方などオススメです!
時に宇宙世紀0099年。宇宙世紀100年記念を1年後を迎え、地球連邦軍戦勝記念式典が地球に存在する各基地、各コロニーで行われていた。大きな節目となることから有名なホワイトベース級戦艦がレストアされることとなり、連邦軍を支え続けたジムもまた世代ごとにレストアされ、搭載して各地で記念展示を行っていた。
式典における目玉は“搭載機による展示機動”。旧世紀では戦闘機がアクロバット飛行をし、戦車が轟音を立てて地を走るといったものだったが宇宙世紀ではモビルスーツがそれに変わっているのだった。いつもはモビルスーツが直立で展示されるだけだが今回ホワイトベース級に搭載されたことから展示の目玉はモビルスーツが動き、歩き、カタパルトを利用して射出されるというものでこれはまさにモビルスーツファンが待ちに待ったシチュエーションだ!(※筆者によるオリジナル設定です)
「HG 1/144 ガンダムベース限定 ジム/ジムII/ジムIII セット」のレビューを終えて
ジム・シリーズはガンダムのケーススタディをもとにベースが底上げされたこともあって正統的なバリエーションや後継機をたくさん生み出してきた素性の良さが際立つモビルスーツでした。時代に合わせてネモやジェガンなどに置き換わっていくわけですけどジオン軍のザク・シリーズのような“どこへいくんだ?”的な方向性ではなく真面目に実直に進化を続けたんだと感じられたセットでした。
先日、ガンダムベース専売品で「HG 1/144 ガンダムベース限定 ゼータガンダム[U.C.0088]/百式/ガンダムMk-II(エゥーゴ仕様)セット [グリプス戦役スペシャルカラー]」という機動戦士Zガンダム3機セットが発売されましたが、今回ジムセットを受けて機動戦士ガンダムZZのガンダムチームセット(ガンダムMk-II、Zガンダム、百式、ZZガンダム)なんかも期待・要望(新規で1/144メガライダーも……)とさせていただいて今回のレビューは以上となります!
(C)創通・サンライズ