レビュー
「METAL BUILD ディバインストライカー(オルタナティブストライク Ver.)」レビュー
2023年9月6日 10:15
能ある鷹は“爪”を隠す。アウトロー感溢れるアストレイガンダム
「METAL BUILD ディバインストライカー(オルタナティブストライク Ver.)」の真価は、「METAL BUILD ストライクガンダム」や「METAL BUILD ガンダムアストレイ」シリーズと組み合わせて遊んでこそだ。
今回は「METAL BUILD エールストライクガンダム」と「METAL BUILD ガンダムアストレイ レッドドラゴニクス」の本体を使用して紹介する。
まずは「METAL BUILD ガンダムアストレイ レッドフレーム改」との組み合わせを見ていこう。
「ガンダムアストレイ」系統の素体では、専用アタッチメントを腰部背面に接続することができる。これによって「トリケロス改」のシールドパーツを装着でき、リア・アーマーを形成することができる。
「トリケロス改」は腕部に装着が可能。爪パーツには持ち手があり、本体に持たせる。この状態では保持力が緩いので、ブレード付きのシールドで爪パーツの接続口と本体の肘にある接続口を繋いで固定する。
「トリケロス改」を装備した状態は右腕部が巨大化し、ケレン味ある外観となる。近接格闘のイメージが強い「ガンダムアストレイ レッドフレーム改」の荒々しい雰囲気ともマッチ。ポージングも巨大な爪やブレードが猛威を振る力強さが印象的だ。
また、リア・アーマー裏にあるビームハンドガン、マディガン専用複合銃は暗器のようなロマン武装として、「ガンダムアストレイ レッドフレーム改」の運動性能高さを物語るような二丁拳銃持ちや「トリケロス改」との組み合わせが映える。
特にマディガン専用複合銃は造形の細かさに加えて、シリンダーの回転とリボルバー銃の魅力がしっかりと表現されている。
次に「ディバインストライカー」の接続を見ていこう。「ディバインストライカー」の接続方法は2種類あり、水平位置で両翼を広げたフライト形態と巨大な隠し腕となるクロー形態がある。
フライト形態では専用の接続アタッチメントを使用して、本体の背面にある接続口に差し込む。クロー形態でマウントする場合はこのアタッチメントを外した状態で、「ディバインストライカー」をシールドのようにした形態で接続となる。
「ディバインストライカー」フライト形態は巨大な翼となり、空中機動でのアクションが映えるシルエットとなる。また、主翼部の付け根は可動するため、翼を畳んだ状態や急上昇を駆けるような角度調整が可能。
クロー形態での接続は巨大な盾を背負っているようなシルエットとなっている。一方で水平位置では固定されていたアーム部分がフレキシブルに可動し、巨大なハサミを有した隠し腕として活用することができる。
この隠し腕が「ディバインストライカー」を象徴する武装ともいえ、「トリケロス改」と合わせればその姿はまさに怪物。巨大な腕を振るい近づく敵を掴むアクションのほか、内蔵されたガトリングによる掃射とダイナミックなアクションが映える。
次は「METAL BUILD ストライクガンダム」との組み合わせを紹介する。
(C)創通・サンライズ