レビュー
「HG デイジーオーガ アルター」レビュー
「ガミラントブレード」や「ソーランチャー」など、新武装を備えた主人公カナタの愛機が早くもキット化!
2024年1月16日 00:00
- 【HG デイジーオーガ アルター】
- 開発・発売元:BANDAI SPIRITS ホビーディビジョン クリエイション部
- 発売日:2024年1月13日(土)
- 価格:4,620円
- ジャンル:プラモデル
- サイズ:全高約130mm
バンダイナムコグループが現在展開中のSFプロジェクト「SYNDUALITY(シンデュアリティ)」より、アニメ作品「SYNDUALITY Noir(シンデュアリティ ノワール)」の第2クールが1月8日より放映開始された。
「新月の涙」なる大災禍後に現れた異形の存在「エンダーズ」と戦い、地上に発生した「AO結晶」などの資源を採掘する「ドリフター」となった青年カナタと、そのパートナー「メイガス」のノワールを中心に描かれる本作。彼らが駆る二足歩行メカ「クレイドルコフィン」は、ずんぐりとした体躯とメイガスが格納される背中の「コフィン」、そしてドリフターの個性が反映されたデザインが実にユニークで、本作を象徴するアイコンとしても存在感を放っている。
今回レビューする「HG デイジーオーガ アルター」は、カナタの愛機「デイジーオーガ」のバージョンアップ機で、一部外観の変更とともに、武装も新しいものとなり、第2クールのオープニングにも登場している。
キット自体も、昨年7月に発売された「HG デイジーオーガ」のパーツを一部流用しているようだが、新規パーツによりその印象は結構変わっている。アニメ2期以降も活躍を見せるであろうこの機体のレビューをお届けしていこう。
新たなパーツを装備した、デイジーオーガの改良型機体。左腕に「ガミラントブレード」、右肩に「ソーランチャー」を備える
災害級エンダーズのシルヴァーストームとの戦いで傷ついたデイジーオーガを、カナタ自身が改造を施したのがこのデイジーオーガ アルターだ。“オーガ=鬼”の名を象徴するツノのような意匠は、ブルーノが遺したパーツによって右側だけが長い非対称の形状となった。武装は一新され、折り畳み式の巨大な近接武器「ガミラントブレード」や丸ノコのような円盤を発射する「ソーランチャー」、長銃身の「強化型アサルトライフル」などを備えている。カラーリングは腕がパープルからライムグリーンとなり、見た目の印象も変わった。デザインは形部一平氏によるもの。
筆者は昨年8月に発売された「HG ギルボウ」のレビューを担当していて、この「HG デイジーオーガ アルター」はギルボウとはルックスはかなり違うものの、内部フレームや関節の構造などに似ている部分も多く、クレイドルコフィンのデザインコンセプトがわかる設計となっていた。
胴体内部のほとんどを占めるコクピットには、カナタのフィギュアが入り、内部構造も再現している。ハッチやコフィンは開閉ギミックを備え、完成後も内部を見られる仕様なので、塗装などを施して作り込むことも可能だ。2種類のシールのうち、ホイルタイプのものは主に素組み時の機体カラーをフォローするもので、組み立てているときに貼っていく形となる。
(C)SYNDUALITY Noir Committee