レビュー
「ROBOT魂 <SIDE MS> アンカーガンダム」レビュー
数々のギミックを網羅。「イカリマル」を振り回す大胆なアクションを再現
2024年2月28日 00:00
- 【ROBOT魂 <SIDE MS> アンカーガンダム】
- 開発・発売元:BANDAI SPIRITS
- 2月22日 発送
- 価格:12,100円
- ジャンル:塗装済み完成品フィギュア
- サイズ:全長約145mm
BANDAI SPIRITSのフィギュアブランド「ROBOT魂」シリーズから「アンカーガンダム」が2月22日に発送された。
「アンカーガンダム」は長谷川裕一氏のマンガ「機動戦士クロスボーン・ガンダム DUST」の主人公、アッシュ・キングが駆るモビルスーツで、機体各所に盛り込まれたギミックや頭部の放熱機構など「機動戦士クロスボーン・ガンダム」シリーズの主役機らしい機構や錨のような頭部パーツや赤い装甲、左右非対称のデザインなどこれまでにないエッセンスが盛り込まれた外見も特徴だ。
弊誌では本商品の企画担当者へのインタビューを実施し、その魅力をお伝えした。
今回「ROBOT魂 <SIDE MS> アンカーガンダム」が届いたので、その魅力を改めて紹介していく。
無敵運送のアッシュが駆るミキシング・ビルド機「アンカーガンダム」
商品の紹介の前に「アンカーガンダム」について触れておきたい。
上述の通りマンガ「機動戦士クロスボーン・ガンダム DUST」の主人公、アッシュ・キングが駆るモビルスーツとして登場。劇中では宇宙世紀0169年を舞台としており、TVアニメ「機動戦士Vガンダム」よりも先の時代が描かれている。その時代ではスペースコロニーの独立運動が活発化し、‟宇宙戦国時代”に突入していた。そのため機体の新造や生産力が低下し、かつて使用されていた機体を回収・修復することで戦力を確保していた。
そんな時代を背景にしており、「アンカーガンダム」もミキシング・ビルド機、元の機体である「F89」にパーツを継ぎはぎして作られたモビルスーツとなっている。全高は約18mとされ、「クロスボーン・ガンダム X-1」のような小型モビルスーツよりも大型のもの。背中には4つのスラスターが装備され、「クロスボーン・ガンダム」を彷彿とさせるものとなっている。
武装面では主力兵装となる近接・射撃武器の「アックス・ガン」、右腕部のワイヤー、左腕に装備された「回転シールド」、右胸部に仕込まれた「ヒート・セラミック弾」の発射装置、脚部に仕込まれた「パイルバンカー」、頭部の「ヒートカッター」が装備されている。
そして、海底都市「リュグージョ」にて譲り受けた巨大ビーム・サーベル「イカリマル」を使用し、豪快かつ大胆な戦法で並みいる強敵を打ち破ってきた。
「ROBOT魂」でもそれら武装の再現され、遊びごたえが期待できる商品となっている。
ボリューム満点の内容物に目を見張る巨大エフェクトパーツ
最初にパッケージを見ていこう。パッケージは横長のものとなっており、正面は「イカリマル」を構える「アンカーガンダム」が威風堂々とした佇まいで描かれている。裏面には各種武装やギミックなどが紹介されている。
中はブリスター2段重ねで「アンカーガンダム」本体、背部スラスター、各種武器に交換用手首やフェイスパーツ、エフェクトパーツ、取扱説明書が入っている。
一番目を引くのが「イカリマル」のエフェクトパーツ2種。「イカリマル」の形状に沿った三日月形のものと巨大な剣型のエフェクトがあり、どちらも絶大なインパクトを誇るサイズとなっている。
他にも「アックス・ガン」の弾丸を補給する給弾ベルト2種や「パイルバンカー」の薬莢排出のエフェクトパーツ、右腕部のアンカーケーブル、ヒートカッターのエフェクトと細かい部分のエフェクトや武装も付属している
「アンカーガンダム」を見る前に準備として、スラスターパーツと給弾ベルトを装着する。スラスターは本体背面に差し込む形となっている。
給弾ベルトはリア・スカートにある弾倉の一部パーツを外し、肩アーマーを通す。給弾ベルトは軟質パーツでアクションを取る際も柔軟に対応できるものとなっている。
また、長い給弾ベルトでは手に持った状態の「アックス・ガン」へ接続することができる。
準備ができたところで次は「ROBOT魂 <SIDE MS> アンカーガンダム」を詳しく見ていこう。
(C)創通・サンライズ