レビュー
「HG 1/144 ギャンシュトローム(アグネス・ギーベンラート専用機)」レビュー
2024年4月26日 00:00
多彩な武器がアクションポーズを彩る
武装類の組み立てで楽しかった点は2つある。1つはバックパックで、もう1つはシールドだ。バックパックは翼を前後に傾けるギミックがあり、2基のミサイルランチャーはシールで弾頭を表現する。
シールド本体はシンプルな3パーツ+PCで組み立てるが、シールも組み合わせて劇中カラーを再現している。シールド裏面に「アクションベース」などを接続する穴が設けられているため、シールドを投げて攻撃するポーズも再現できる。
ビームライフルは銃口を銃身で挟み込むもの。短銃身で接近戦に向いているような印象を受ける。これは右腰にジョイントパーツを差し込むことで懸架できる。左腰にはビームサーベルを懸架でき、帯剣、帯銃して式典に臨むような見た目でもある。
ビームアックスは基部と石突の白い部分が懸架用の短いものと共有で、短いものには腰に懸架するためのジョイントが一体成形で仕込まれている。これらの格闘用武装を右手で持つための表情がついた右手も組み立てられ、これを使えば浅い角度でビームサーベルやビームアックスを突きつけるポーズもとれる。
これで「HG 1/144 ギャンシュトローム(アグネス・ギーベンラート専用機)」が完成した。シールドは手に持たせる他にシールド基部のジョイントで腕に懸架できる。アクションポーズはBANDAI SPIRITS製「アクションベース5」などを使用すると表現しやすい。ただ立たせるだけでも、ベースがあると非常に安定するのでおすすめだ。
今回「ギャンシュトローム」を組み立てていて、最もうれしかったポイントは右手の表情付き手首パーツの存在だ。『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』では華々しいポーズを付けて格闘する姿が数多く見られ印象的だった。ガンプラに表情の付いた手首パーツが収録されたことで、ここまでうれしかったことがあっただろうか、というほど喜んでいる。
ビームアックスやビームサーベルを持たせる時に活躍する手首パーツだが、「強者っぽいポーズ」の表現に一役買っている。翼を広げて降臨するような姿、ビームアックスを旗のように掲げ戦意を高揚させるようなポーズなど。「HG 1/144 ギャンシュトローム(アグネス・ギーベンラート専用機)」、この手首パーツを生かしたポーズを探すために作ってみるのも楽しいと思う。
(C)創通・サンライズ