レビュー

「ポケモンプラモコレクション クイック!! 18 ニャオハ」レビュー

ニャオハは立たない!肉球まで徹底再現で待望のくさねこポケモンが立体化

【ポケモンプラモコレクション クイック!! 18 ニャオハ】

開発・発売元:BANDAI SPIRITS

発売日:2024年4月13日

価格:715円

ジャンル:プラモデル

サイズ:全高約86mm

 BANDAI SPIRTISが展開する「ポケットモンスター」を題材としたプラモデル「ポケプラ」シリーズの1つ、「ポケモンプラモコレクション クイック!!」で「ポケットモンスター スカーレット&ヴァイオレット」(以下、ポケモンSV)のポケモンたちの立体化がスタートした。その第1弾となるのが、4月13日発売の「ポケモンプラモコレクション クイック!! 18 ニャオハ」だ。本稿で発売に先駆け紹介しよう。

シリーズ初のパルデア地方ポケモン「ニャオハ」

 ニャオハは、「ポケモンSV」で初登場したパルデア地方のポケモン。同作にて最初の3匹として仲間になる。緑の体毛を持った猫のような外見をしており、くさねこポケモンに分類されている。「ポケモン」シリーズの御三家ポケモンでは初めて猫をモチーフとしたポケモンであり、子猫のような愛らしいルックスで多くのトレーナーたちの心を掴んだ。進化後にニャオハが二足歩行になってしまうことから、ニャオハの姿を愛するポケモントレーナーたちによって“ニャオハ立つな”というワードがSNSで話題になったほどだ。

 「ポケモンプラモコレクション クイック!!」シリーズでは、第18番目のポケモンとしてニャオハの立体化が決定。パルデア地方のポケモンでは初となる。ニャオハに続いて、御三家のみずタイプポケモン「クワッス」の立体化も決定しており、「ポケモンプラモコレクション クイック!! 19 クワッス」として7月に発売予定だ。

 BANDAI SPIRTISは「ポケモン」モチーフのプラモデルとして可動域を持つ「ポケモンプラモコレクション」シリーズを展開してきた。「ポケモンプラモコレクション クイック!!」は2020年12月にスタートした。715円という手頃な価格で、パーツ数も少なく組み立ては数分、しっかりと色分けされたプラモデルが完成するシリーズとなる。主にポケモンの進化前の姿をラインナップしており、キットの完成時の全高は約80~100mm前後のサイズ感で統一、複数集めて卓上に並べるなどの楽しみ方ができる。

「ポケモンプラモコレクション クイック!!」は複数のポケモンたちを並べて楽しいシリーズ。写真は「ポケモンプラモコレクション クイック!! 17 ゼニガメ」と「ポケモンプラモコレクション クイック!! 16 ピカチュウ(おすわりポーズ)」

たった15点のパーツ数で色分け完全再現

 「ポケモンプラモコレクション クイック!! 18 ニャオハ」のキット内容は、ランナーはいろプラ2枚で、シール1枚が付属する。パーツ数は15個、シールは7点。ランナーとパーツの接続部には「タッチゲート」が採用されており、ニッパーを使わなくても手で切り離せる。キットの対象年齢は6歳以上で、子供でも簡単に組み立てられる構成となっていることがわかる。ランナーの時点でも特徴的なパーツが多くどう組めばいいか想像がつく構成なので、うっかりパーツを切り離してしまった際も安心だ。

「ポケモンプラモコレクション クイック!! 18 ニャオハ」パッケージ
ニャオハを構成するキット内容。パーツ数はわずか15点
シールは瞳と口、肉球に使う
タッチゲートを採用しており、ランナーとパーツをつなぐゲートが非常に細いので手で切り離すことができる
手で切り離した場合もゲート跡はほとんど目立たない

 組み立ては頭部からスタート。前後のモナカ構造が基本となる。頭部のパーツは7点で構成され、瞳と口、鼻、目元と耳が異なるパーツによって色分け再現される。瞳と口はシールでの色分けとなるが、組み立て前に貼ると貼り付けがしやすい。

頭部のパーツ数は7点
顔の全部パーツに緑の目元パーツをはめ込む。白いパーツにピンクの鼻パーツをつけ、先にシールを貼っておいた
組み合わせるとニャオハの頭部になる

 残るは胴体。尻尾まで含めて全8パーツとなる。前足の裏打ちパーツが小さいのでなくさないように注意したい。胴体は襟の緑がパーツによる色分けで再現。肉球はシールでの再現となる。肉球シールは前足と後ろ足で微妙に形状が違うが、シール台紙の並びのまま順番に貼り付ければ問題ないという親切設計だ。

胴体と尻尾を合わせて全8パーツ。頭部同様に胴体と尻尾それぞれ前後のモナカ構造を貼り合わせる
肉球はモールドもある
肉球をシールで再現。前足と後ろ足で微妙に異なる形状をしている

 あっという間にニャオハが完成。今回は撮影も行なっていたが組み立て時間は実質5分程度になるだろう。完成後の全高は約86mmで、ちょうど手のひらにおさまるサイズ感になる。

ニャオハらしさを徹底再現。既存キットとの親和性もバッチリ

 完成したニャオハを見ていこう。固定ポーズなので動かすことはできないが、色分けはゲームやアニメでの姿を完全に再現しており、何より短時間で組み上がることがうれしい。また、正面から見た際にはプラモデル特有のパーツの合わせ目が極力見えないように配慮されていることがわかる。

正面から。瞳と口がシール、ピンクの鼻はパーツによる色分けで再現されている
丸みを帯びた顔の形状が美しい
後ろから見るとヒゲの裏などには合わせ目が見える。こういうアングルでしか合わせ目が見えないようになっている
首の後ろがわの襟も造型されている
襟の緑は別パーツで色分け。造型もしっかりしている
尻尾の枝毛。キットでは実はこの部分が接地性を上げており立たせた時フラフラしないようになっている

 組んでみると造型の再現度の高さがわかる。360度どの角度から見てもニャオハらしいプラモデルとなっている。ポイントはやはり顔で、丸みを帯びたシルエットや鼻付近の盛り上がりなど猫っぽい曲線がしっかりと描かれているのだ。

ニャオハはやはり顔がいい。組むだけでしっかりと色分けされるので満足度が高い
鼻が別パーツ化されているので自然だ
主張が強い耳は縁取り部分を上からかぶせるようにしている

 発売中の「ポケモンプラモコレクション クイック!! 17 ゼニガメ」(2024年2月発売)、「ポケモンプラモコレクション クイック!! 16 ピカチュウ(おすわりポーズ)」(2023年10月発売)と並べてみた。設定上はピカチュウが全高約0.4m、ゼニガメが全高約0.5mだが、本シリーズではサイズ感共通で並べて楽しむことができる。

ニャオハ、ピカチュウ、ゼニガメと並べてみた。パルデア地方からは初の立体化だが、既存シリーズと並んでも違和感はない
固定ポーズで自立するので場所を選ばず飾ることができる

 「ポケモンプラモコレクション クイック!!」は発売中のシリーズ商品も入手しやすく、今回紹介したとおり組み立ては非常に簡単だ。是非お気に入りのポケモンたちを集めて卓上にポケモンワールドを飾ってみてほしい。また、ニャオハ、クワッスに続いてホゲータなどパルデア地方ポケモンの立体化にも期待したい。