レビュー

CO2ガスガン「KRYTAC SilencerCo Maxim 9 CO2」レビュー

動作性良好&拡張性抜群でサバゲーにピッタリ!

【KRYTAC SilencerCo Maxim 9 CO2】

2024年5月18日 発売

価格:
標準モデル 41,800円
DEPLOYMENT PACK 79,200円
全長:240mm

銃身長:115mm

重量:約696g

弾丸:6mm BB

動力源:CO2ガスカートリッジ

装弾数:24発

 サバイバルゲームにおいてハンドガンを「サブウェポン」と呼ぶことがある。もちろんハンドガンの取り回しのよさを最大限に生かし、前線で大活躍する上級者もいるが、アサルトライフルやサブマシンガンなどと比べると、脇役として位置づけている方が多いと思う。そんな上級者のように立ち回りたい方におすすめしたいのが、今回レビューする「KRYTAC SilencerCo Maxim 9 CO2」だ。

 本製品は、実銃の開発元であるアメリカのSilencerCoから公式ライセンスを受けて、KRYTACが開発したCO2ガスブローバックハンドガン。セミオートだけでなく、フルオート射撃にも対応しておりハンドガンの枠を超えた制圧力を発揮するため、慣れていなくとも前線を維持しやすい。

 また、拡張キットで長さを調節したり、トレーサーを内蔵できるなど、カスタマイズ性、拡張性の高さも魅力。「メインウェポン」として活用したくなるハンドガンだ。今回本製品の実機をLayLaxより借用したので、実機レビューをお届けする。

消音器メーカーが開発したサプレッサー一体型ハンドガン! 実銃「Maxim 9」とは

 SilencerCoは、2008年に設立された銃器サプレッサーメーカー。サプレッサーだけでなく、サプレッサー一体型前装式ライフル「Maxim 50」、そして今回のサプレッサー一体型ハンドガン「Maxim 9」などをリリースしている。

 実銃「Maxim 9」最大の売りはモジュラー設計。使用弾薬は9×19mmパラベラム弾だが、モジュラー構造によりサプレッサーの長さを調整可能。これにより効果的に発射音を低減できるとされている。

 なお、今回のCO2ガスガンの「Maxim 9」はフルオート対応だが、実銃はセミオートのみ。また、CO2ガスガンが装弾数24発なのに対して、実銃の装弾数は17発となっている。

サプレッサーの長さを調整可能。本製品でもその機構を再現している

標準モデルと各種パーツセットの2製品がラインナップ! 製品概要紹介

 「KRYTAC SilencerCo Maxim 9 CO2」は、対象年齢18歳以上用のCO2ガスブローバックハンドガン。開発したのはKRYTACで、JASG認定を受けた日本仕様モデルをLayLaxが販売する。

左側面
右側面

 全長は240mm、高さは180mm、銃身長(インナーバレル)は115mm、アウターバレルは140mm、重量は実測696g。材質はポリマー。パッと見は大きく、重く感じられるが、実際に持ってみると拍子抜けするほど軽い。

前面と背面
上面と下面

 アルミ合金製マガジンには6mm BB弾を24発装填可能。パワーソースにはCO2ガスカートリッジを使用する。重量はマガジン単体で実測161.6g、CO2ガスカートリッジと0.25g BB弾24発を合わせると実測208.2gだ。よくあるガスガン用マガジンに比べ軽量となっている。

BB弾は前面から、CO2ガスカートリッジは背面から装填する
6mm BB弾の装填数は24発、ガスタイプはCO2ガスカートリッジ
上面と下面。下面の6mm 六角ネジはマガジンバンパーをずらさずに回転操作できる
マガジンのバルブにはタニオ・コバ製が使用されており燃費向上に一役買っている
本体の実測重量は694.5g
アルミ合金製マガジンの実測重量は161.6g
CO2ガスカートリッジと0.25g BB弾24発を装填した状態の本体+マガジンの実測重量は903g

 今回展開されるモデルは、「標準モデル」(41,800円)と「DEPLOYMENT PACK(デプロイメントパック)」(79,200円)の2モデル。

 標準モデルには本体、24連アルミ合金マガジン、クリーニングロッド、六角レンチ、オーナーズマニュアル、日本向けモデルのパーツリスト、ワランティ、弾速証明書兼正規代理店販売証、ステッカーが同梱。

 「DEPLOYMENT PACK」には標準モデルの同梱品に加えて、専用ガンケース、24連アルミ合金マガジン、ロアレイル(ピカティニー規格準拠)、トレーサーユニット、拡張キット、マウントプレート、固定用ボルト(ロング)、専用ホルスターが追加される。

 ロアレイル、トレーサーユニット、拡張キットは別売りでも販売されるが、専用ガンケースはデプロイメントパック以外では入手できない。また、個別に買うよりも、デプロイメントパックで購入したほうが割安な価格設定となっている。

 次項からは実際の使用感について紹介していく。

【標準モデルの同梱品一覧】
オーナーズマニュアルと日本向けモデルのパーツリストは英語仕様
【デプロイメントパックの同梱品一覧】