レビュー
「MG 1/100 シナンジュ・スタイン Ver.Ka」レビュー
ナラティブVer.
2024年6月28日 00:00
バリエーション豊富で様々な形態が楽しめる武装類
ここからは武装類を制作していきます。メイン武装となるビーム・ライフルはシナンジュが使用したものと同一形状のビーム・ライフルとシナンジュ・スタイン専用のハイ・ビーム・ライフルから選択して制作することが可能です。今回はハイ・ビーム・ライフルにて制作します。
バズーカは全23パーツにて構成されており、シナンジュにて採用されているバズーカと同一形状のものとなっています。マガジンは取り外し可能な構造となっており、スコープを取り外し、銃身を縮めることでハイ・ビーム・ライフルにマウント可能です。
シールドはシナンジュのシールドと同様に背面にビーム・アックスやグレネード・ランチャーをマウント可能な構造となっています。また、正面のネオ・ジオンマークはパーツ分割による色分けとなっています。
ビーム・アックスは全2パーツにて構成されており、同一形状のものを2セット制作します。グリップ部分は取り付け位置を変更することで収納状態と展開状態を再現できます。
ビーム・サーベルは全3パーツにて構成されており、同一形状のものを2セット制作します。グリップ部分にはハンドパーツとのジョイントがあり、しっかりと固定させることが可能です。
グレネード・ランチャーは全4パーツにて構成されており、銃身基部が展開する機構となっています。また、このグレネード・ランチャーは、シールドまたはハイ・ビーム・ライフルにマウント可能です。
最後にエフェクトパーツ類を見てみます。ビーム・サーベルや、ビーム・アックスのビーム刃を再現するエフェクトパーツの他にビーム・アックスのジョイントパーツ、ハイ・ビーム・ライフル用持ち手パーツが付属します。
これにて各部パーツの組み立ては完了です。各パーツをドッキングさせて「MG 1/100 シナンジュ・スタイン (ナラティブVer.) Ver.Ka」を完成させましょう。
大型武装による迫力とパーツ分割による色分けが特徴的なシナンジュ・スタイン
それでは完成したシナンジュ・スタインを見てみましょう。まずは左右正面から見ていきます。
ハイ・ビーム・ライフルは銃身下部にバズーカをマウント可能で組み合わせることにより大迫力の大型兵装となります。
シナンジュ・スタインのビーム・サーベルは腕部装甲内部に格納されており装甲部分を展開することで抜刀シーンを再現することが可能です。
シナンジュ・スタインの特徴的な格闘兵装としてビーム・アックスがあります。ビーム・アックスはそのまま、手に持たせるだけでなく連結させる他、シールドにマウントさせた状態でも使用可能です。
遠距離攻撃用のバズーカはハイ・ビーム・ライフルにマウントすることも可能でしたが、単体で構えることも可能です。
本キットもこれまでのMGガンプラと同様にコックピットハッチの展開が可能となっています。また、キットと同スケールの1/100 ゾルタン・アッカネンフィギュアも付属しています。
今回発売される「MG 1/100 シナンジュ・スタイン (ナラティブVer.) Ver.Ka」は2024年4月に発売されたナラティブガンダムと比較して形態変化はないもののたくさんの武装パーツと、それら武装を組み合わせて楽しむことができるキットとなっていました。Ver.Kaのシナンジュ・スタインとしては2013年2月に、アナハイム・エレクトロニクス建造時のシナンジュ・スタインが発売となっていますが今回のキットでは各部に細かい変更がされ、『機動戦士ガンダムNT』劇中のシナンジュ・スタインがしっかりと再現されていると思います。
また、本キットはエングレービングのパーツ分割による色分けなど素組みでも十分なクオリティを発揮するキットだと思います。『機動戦士ガンダムNT』が好きな方だけでなく、ガンプラにおいて数多くの武装を組み替えて楽しみたい方にもオススメの大ボリュームキットです。
(C)創通・サンライズ