レビュー
「METAL ROBOT魂 (Ka signature) <SIDE MS> Sガンダム ブースター・ユニット装着型」レビュー
2024年7月1日 00:00
ロマンあふれる機構を搭載した大型MS「Sガンダム」
「METAL ROBOT魂 (Ka signature) <SIDE MS> Sガンダム」は前述のとおり、大型の肩部やバックパックと大出力と高出力を象徴する巨大さがまず目に入るモビルスーツだ。「METAL ROBOT魂 (Ka signature)」でもその第一印象がしっかりと表現されている。
一方で胴体や手足は鋭角なラインを描きつつも、スマートさを併せ持っており、「巨大ゆえに動きづらいのでは?」という不安も全身を見ていくことで払拭されていく絶妙なバランスが魅力の一つといえる。
そして、「METAL ROBOT魂」シリーズの関節などに使用されているダイキャストによって安定感はもちろん、手に持った時の重厚感は“ロボットらしさ”をより引き立てている。
造形面でも頭部の造形や色分けに始まり、細部まで作りこまれている。
本商品ではブルーが明るい色となっており、フォトストーリーで掲載されたカラーリングに近いイメージとなっている。塗装によってマットな質感となっており、高級感ある外観を獲得している。
また、各部の差し色としてゴールドやシルバーなどのメタリックカラーが入っており、色彩の濃密さやメカとしての重厚感も楽しめる。
なお、製品版では仕様変更による関節部の塗装はなくなっている。
本体各部の可動は非常に多い。手足の可動はもちろん、大腿部ビーム・カノンはアームによってフレキシブルに動かすことができ、前面に砲口を向けることも可能だ。
膝サーベルラックも内側に収納したビーム・サーベルの柄を展開することができる。さらに、腹部の赤いブロック部分は開閉するように動かすことができ、腹部の可動と合わせれば前屈するような動きも表現できる。
また、展開ギミックも仕込まれており、肩の装甲はスライドすることで内部メカが露出するギミックを搭載。脚部も大きく曲げることで脛や膝のアーマーが動き、ロボットならではの可動表現が楽しめる。頭部インコムは差し替えパーツによって展開状態を再現でき、ワイヤーと中継パーツを使用することでインコム独特の直線的な軌道が表現できる。
本体だけなく、武装であるビーム・スマートガン2種もそれぞれギミックを搭載。
バレルの伸縮から本体へ接続できるアーム・パーツの展開。グリップ部分は左右に動かすことができ、持ち手位置を調整することができる。そして、アーム部分にはサイド・グリップ、銃身後部にはグリップを内蔵し、様々な持ち方を可能としている。
連射式ビーム・スマートガンは銃身下部に装備したバイポッドを展開できる。さらに、レドームパーツとの連動も可能となっている。
これらの造形美と詰め込まれた可動ギミックによって、「METAL ROBOT魂 (Ka signature) <SIDE MS> Sガンダム」は多彩なアクションポーズを取ることができる。
ダイナミックなポーズが決まり、迫力満点のアクションが楽しめる。巨大なビーム・スマートガンもダイキャストの関節によってしっかり保持することができる。また、ビーム・スマートガン本体のアームや腰サポート・ユニットによって構える姿も多彩なバリエーションが楽しめる。
次のページでは「Sガンダム Bst型」を見ていこう。
(C)創通・サンライズ