レビュー

「METAL ROBOT魂 (Ka signature) <SIDE MS> Sガンダム ブースター・ユニット装着型」レビュー

4基のブースターを備えた大加速形態「Sガンダム Bst型」

 「Sガンダム Bst型」の再現は「Sガンダム」本体と各パーツを差し替えることで再現することができる。

 「Sガンダム」本体は大腿部ビーム・カノン、脚部、フロントスカートを取り外し、専用の腰部パーツとフロントスカート、ブースター・ユニットに差し替え。また、バックパックのノズル部分を取り外し、ブースター・ユニットに差し替える。

 さらに、巨大なプロペラントタンク、背部のブースター・ユニットにはビーム・カノン4門を搭載する。

 また、肩の主翼パーツも翼部分を取り外して位置を調整する。

「Sガンダム」本体の大腿部ビーム・カノン、脚部、フロントスカートを取り外し
「Sガンダム Bst型」再現用のパーツを取り付け
ブースター・ユニットはカバーパーツを取り外し、股関節に接続
バックパックを取り外し
「Sガンダム」背部にプロペラントタンクを装着
バックパックパーツの左右ノズルパーツを取り外し
バックパック基部(テールスタビライザー)にブースター・ユニットとビーム・カノンを装着
ブースター・ユニットを装着したバックパックを本体に接続
肩の主翼パーツの翼パーツの位置を調整
連射式ビーム・スマートガンはアーム部分にビーム・スマートガンクランクパーツを合わせ、腰のブースター・ユニットに接続する

 人型だった「Sガンダム」からモビルアーマーのような見た目となった「Sガンダム Bst型」。

 4基のブースター・ユニットによる重厚感に加え、巨大ノズルやプロペラントタンクで迫力満点の造形となっている。脚部が武骨なブースター・ユニットとなったことで、鉄塊ともいえる異質さと合理性を兼ね備えたデザインが、通常のモビルスーツにはない魅力を醸し出している。

 その一方でブースター・ユニットには可動部が多く仕込まれ、根元部分や中間部の展開、ノズルカバーと細かい表情付けが可能となっている。また、ビーム・カノンの射角調整もできる。

異質な存在感を放つ「Sガンダム Bst型」
背面は大型ノズルで大加速、高速戦闘を得意とする風格
ブースター・ユニットも細かな色分けやマーキングが施されている
ブースター・ユニットは左右への展開、ノズルカバーの位置調整が可能
連射式ビーム・スマートガンを持った状態。アームは脚部のブースター・ユニットに接続
急制動、急旋回をかけるアクションも
ビーム・スマートガン2丁を持って一気に勝負をかける

 そして、「METAL ROBOT魂」オリジナル仕様の自動航行形態は、自動航行形態コネクターとブースター・ユニットなどを使用することで再現することができる。

 無人のサポートメカらしい造形となっており、劇中設定にあるコア・ブロックシステムからAパーツ(Gアタッカー)、Bパーツ(Gボマー)、Cパーツ(Gコア)とともに編隊飛行をし、戦況に応じて「Sガンダム Bst型」へ換装するといった想像が膨らむ。

 なお、通常の「Sガンダム」と自動航行形態は一部共通パーツを使用しているため、2つを並べることはできない。

プロペラントタンクの接続部パーツを差し替え
ブースター・ユニット、バックパックの基部(テールスタビライザー)、自動航行形態コネクター、ビーム・スマートガンを組み合わせることで完成
サポートメカのような自動航行形態が完成
ビーム・スマートガンやビーム・カノンも搭載で火力も抜群

 以上「METAL ROBOT魂 (Ka signature) <SIDE MS> Sガンダム ブースター・ユニット装着型」レビューをお送りしてきた。

 造形美や可動、ギミックと設定デザインを再現しつつ、「METAL ROBOT魂 (Ka signature)」ならではの情報密度の高さ、オリジナル要素などが盛り込まれ、遊びごたえ抜群の立体化だ。

 見ごたえ抜群かつポージングの迫力、重量感など「Sガンダム」だからこその魅力が詰まっている。

 なお、「Sガンダム Bst型」再現のためのパーツ差し替えの際、細かいパーツの取り換えやこすれには気を付けたいところもある。

 「METAL ROBOT魂 (Ka signature) <SIDE MS> ゼータプラス A1/A2(C型換装パーツセット)」が立体化され、「Sガンダム」の強化型となる「Ex-Sガンダム」の立体化も期待したい。