レビュー
「METAL ROBOT魂 (Ka signature) <SIDE MS> Sガンダム ブースター・ユニット装着型」レビュー
ロマン武装を備えたSガンダムが濃密ディテールで再び登場
2024年7月1日 00:00
- 【METAL ROBOT魂 (Ka signature) <SIDE MS> Sガンダム ブースター・ユニット装着型】
- 開発・発売元:BANDAI SPIRITS
- 2024年6月17日 発送
- 価格:30,250円
- ジャンル:塗装済み完成品フィギュア
- サイズ:全高約150mm
BANDAI SPIRITSのロボットフィギュアシリーズ「METAL ROBOT魂」のメカデザイナー・カトキハジメ氏がプロデュースする「Ka signature」ブランドから「S(スペリオル)ガンダム」が再び立体化。
「Sガンダム」はフォトストーリー・小説作品「ガンダム・センチネル」の主役、リョウ・ルーツが乗るモビルスーツ。地球連邦軍の試作モビルスーツであり「ZZガンダム」同時期に開発された機体。さらに無人モビルスーツ構想の試作機でもあり、“ALICE”と呼ばれる独自の人工知能を搭載し、「ガンダム」シリーズでも珍しい機体となっている。
劇中ではコア・ブロック式のモビルスーツで、Aパーツ(上半身)、Bパーツ(下半身)、Cパーツ(コア・ブロック)の3つのユニットで構成され、分離・合体が可能。さらに、初陣となる「ニューディサイズ」が占拠する小惑星ペズンへの鎮圧作戦では熱核ロケット2基とプロペラント・タンク2基によるブースター・ユニットを装備した「Sガンダム Bst型」状態では、爆発的な推進力で味方の援護を受けつつ、敵部隊を突っ切ってペズンの要となる発電衛星SOL7804を破壊した。
大型化された両肩パーツやバックパックと迫力あるシルエットを持ちつつも、すらっとした両手足のメリハリのあるデザインが美しく映える。武装はビームサーベルや大腿部ビーム・カノン、大型のビーム・スマートガンをはじめ、頭部に備わった準サイコミュ兵器インコムと高い戦闘能力を持った機体となっている。
2018年に「METAL ROBOT魂<SIDE MS> Sガンダム」、2019年に「METAL ROBOT魂(Ka signature)<SIDE MS> Sガンダム専用オプションパーツ ブースターユニット」が発売され、今回の「METAL ROBOT魂 (Ka signature) <SIDE MS> Sガンダム ブースター・ユニット装着型」では、カラーリングも新たにSガンダム本体と各種武装、ブースターユニットがセットになった商品となっている。
今回は「METAL ROBOT魂 (Ka signature) <SIDE MS> Sガンダム ブースター・ユニット装着型」の魅力を紹介していく。
また、弊誌にて企画担当者インタビューも掲載しているので、こちらも参考にしてほしい。
大ボリュームに濃密ディテールが詰まった内容物
「METAL ROBOT魂 (Ka signature) <SIDE MS> Sガンダム ブースター・ユニット装着型」のパッケージは厚みは抑え目ながら、横幅の広いものとなっている。その分、表面にはブースター・ユニットを装備した「Sガンダム Bst型」が大々的に描かれ、迫力満点のデザインで、眺めていても楽しい。
裏面には本商品のサンプル写真や機体解説が記載されている。
中には取扱説明書と大型のブリスターと小型のブリスターの2段組で「Sガンダム」本体をはじめ、各種パーツが封入されている。大型のブリスターには「Sガンダム」本体に各種武装やブースター・ユニット、ジョイントパーツが入っており、小型のブリスターには専用台座パーツが収まっている。
また、本商品には別売りの「METAL ROBOT魂(Ka signature) <SIDE MS> ゼータプラス C1」に対応したコネクターパーツやディスプレイ支柱も収録され、合わせることで「[Bts]ゼータプラス“ハミングバード”」を再現できる。
さらに、オリジナル仕様のブースター・ユニットなどを組み合わせた自動航行形態にすることもできるアタッチメントパーツも入っている。
とにかくパーツ点数が多く、かなりのボリュームとなっている。ブースター・ユニットをはじめとしたパーツも大きく、それでいて濃密なディテールで圧倒される。
「METAL ROBOT魂 (Ka signature) <SIDE MS> Sガンダム」を詳しく見ていく前に、各種パーツを取り付ける必要がある。バックパックをはじめ、肩の主翼、膝サーベルラックを装着する。
また、ディスプレイ用のジョイントパーツを背中に着けるのだが、これがバックパックで覆う形となっており、外観を損なうことなく、ディスプレイしやすい工夫が施されている。
「METAL ROBOT魂 (Ka signature) <SIDE MS> Sガンダム」の準備ができたところで本体をじっくり見ていこう。
(C)創通・サンライズ