レビュー
「HG 1/144 デュエルブリッツガンダム」レビュー
『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』短い出演ながらドラマティックな活躍をしたモビルスーツがガンプラに
2024年8月1日 00:00
- 【HG 1/144 デュエルブリッツガンダム】
- 開発・発売元:BANDAI SPIRITS
- 発売日:7月20日
- 価格:2,970円
- ジャンル:プラモデル
- 全高:約160mm
7月20日に、『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』に登場する「デュエルブリッツガンダム」がHGガンプラで発売となった。「HG 1/144 デュエルブリッツガンダム」は軽装な本体に「アサルトシュラウド」を装着し、「ブリッツガンダム」を彷彿とさせる武装も扱うモビルスーツを再現したガンプラだ。
今回は本製品の組み味と遊びごたえを紹介する。本製品の魅力は「アサルトシュラウド」の有無でガラリと変わるアクションポーズの方向性にある。
12枚のランナーで2形態を表現
本製品のランナーをチェックしよう。本製品は12枚のランナーで、ホワイトやブルーで構成された「デュエルガンダム」本体と、ペールブルーがメインの「アサルトシュラウド」を構成している。関節はダークグレー、射撃武装はブラックとなっている。
合計10色のパーツで「デュエルブリッツガンダム」を再現する。次項では実際に組み立て、新しくなった「デュエルガンダム」と「アサルトシュラウド」のカッコよさを確かめる。
幅広い可動域の「デュエルガンダム」を組み立てる
では実際に「デュエルブリッツガンダム」を組み立ててみよう。『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』本編で描かれている本機の活躍こそ少ないものの、その設定やパイロットの「イザーク・ジュール」によるドラマティックな展開には目を見張るものがあったと思う。
胴体は「SEEDアクションシステム」を組み込むため、前後傾と脇腹を左右に締めるロール軸などが追加される。胴体のフォルムはガンダムらしくすっきりしていて、左右にロールさせても隙間が見えない構造なのがうれしい。
手足は左右一気に組み立てられる。一気に組み立てられるパーツはランナーが「○1」、「○2」などとなっているため、同じ番号のパーツを切り出していけばいい。
腕パーツはリストバンド状のパーツを「アサルトシュラウド」組み立て時に付け替え、肩パーツに増加装甲を取り付ける。これらの組み替えのためにパーツを取り外しやすくしていたり、専用の穴を設けていたりする。それらがしっかりとデザインと一体化しているのは面白いポイントだ。
腰や脚パーツにも、デザインに落とし込まれた「アサルトシュラウド」取り付け穴がある。また股関節は上下に動くことで脚の可動域を広げ、別売り「アクションベース」を取り付ける穴も備えている。脚パーツは簡単にまとめられているかと思いきや、足首を傾けて地面を踏みしめるための関節が仕込まれていて面白い。
完成した「デュエルブリッツガンダム」本体は可動域が広く、軽量な機体となっている。このままグリグリと動かして遊んでも十分楽しく、これから「アサルトシュラウド」を取り付けるとどうなるのかと期待が高まった。地面に立って踏みしめる姿も、飛び上がって脚を大きく動かす姿も簡単に取れる、アクティブな動きの得意なガンプラとなっている。
次項では「アサルトシュラウド」を組み立て、「デュエルブリッツガンダム」を完成させる。
(C)創通・サンライズ