レビュー
「HG 1/144 デスティニーガンダムSpecII&ゼウスシルエット」レビュー
デスティニーSpecIIに長大なゼウスシルエットを装備!このHGキットさえあればどんな相手とだって!
2024年11月22日 00:00
- 【HG 1/144 デスティニーガンダムSpecII&ゼウスシルエット】
- 開発・発売元:BANDAI SPIRITS
- 発売日:2024年11月23日
- 価格:7,920円
- ジャンル:プラモデル
- サイズ:[デスティニーガンダムSpecII] 全高約132mm
- [ゼウスシルエット] 全長約500mm
今回レビューするのは「HG 1/144 デスティニーガンダムSpecII&ゼウスシルエット」。2024年1月公開の映画『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』に登場し、世界平和監視機構 コンパスに所属するシン・アスカが劇中後半で使用するモビルスーツおよびリニア砲です。
ファウンデーション王国からブルーコスモス本拠地への合同作戦を提案された世界平和監視機構 コンパスは彼らの謀略にはまり共闘作戦は頓挫することに。分断されたコンパスのモビルスーツ隊は各個にファウンデーション軍のブラックナイトスコードと戦闘を行うものの、新型機には敵わなかった。
辛くも脱出に成功したコンパスの面々はオーブ連合首長国のアスハ家が所有するアカツキ島の秘密海中ドックに集結、同国の技術者エリカ・シモンズが極秘裏に整備/改修を行っていたモビルスーツを受領、シンは前大戦で搭乗していたデスティニーガンダムを改修した機体「デスティニーガンダムSpecII」を得て最終決戦に挑むのだった。
改修され SpecII となったデスティニーガンダムは動力源を核エンジンとすることでVPS(ヴァリアブルフェイズシフト)装甲のカラーリングが変化しています。頭部アンテナのカラーも変わっており、形状の変化はありませんがそこで見分けることもできます。コクピットにはストライクフリーダムガンダム弐式と同じ全天周モニターが採用されています。
今キットの特徴ともなっている長大なゼウスシルエットはもともとは前大戦時に装備の一つとしてプランニングされていたものです。新型のリニア砲があまりにも強力すぎるため封印されていたとのこと。膨大なエネルギーが必要なため核動力の機体が必要となっています。
劇中での大活躍が記憶に残る「HG 1/144 デスティニーガンダムSpecII&ゼウスシルエット」を今回レビューできる機会をいただきましたので早速を組んでいきたいと思います。デスティニーガンダム本体は過去発売されていたもののカラーバリエーションで、ゼウスシルエットが完全新規のキットとなっておりHGクラスとしても作り応えがありそうですし作りやすさも気になるところですね。それでは早速いってみましょう!
「HG 1/144 デスティニーガンダムSpecII&ゼウスシルエット」のキット内容をチェック!
それではキットの内容をチェックしていきましょう。ランナーは「デスティニーガンダムSpecII」用がA~FとPC-002A、ゼウスシルエット用がZA~ZGとACB-7で計24枚です。他にシール、組立説明書が付属します。パッケージを開けるとその物量に圧倒されますね!ゼウスシルエットはパーツ割でカラフルな機体をほぼパーフェクトに実現しています。
デスティニーガンダムSpecIIはキット自体は2019年に発売されたHGCEと同じものでカラーが変更されたものとなります。キットそのもののポテンシャルがとても高いものとなっています。組んでみると最近のガンプラとは各部の考え方が少し違うというところも感じられて、懐かしくもあり楽しい部分でもあります。剛性が足らないようなところもなく、今の目線でみても何の問題もなくかっこいいデスティニーガンダムSpecIIが出来上がります。
ゼウスシルエットはモビルスーツを覆い隠すほど巨大で、いたるところがハイディテールであり左右非対称だったりと特殊すぎる装備となっています。キットはその特徴を完全新規金型で実現していてシール再現は1カ所のみ。すべてフルカラーで組みあがります。その組み応えの感覚はHGクラスを超え、RGクラスに近いものとなっています。
(C)創通・サンライズ