レビュー
「HG 1/144 デスティニーガンダムSpecII&ゼウスシルエット」レビュー
2024年11月22日 00:00
「デスティニーガンダムSpecII」を組み立てる。
それでは早速「デスティニーガンダムSpecII」の本体を作っていきましょう。前述の通り、19年前のキットながら現在のフォーマットを形作っている構成なのでパーツ割りなどとても親切で作りやすい印象です。
と、その前にゼウスシルエット用のスタンドの組み立てを行います。専用品ではなく既存のACB-7が2セット入っています。
頭部はとてもパーツ数が少なく抑えられており組み立ての工数が少なくて済みます。とはいってもカラーごとにパーツ分けされていますので組みあがると設定どおりのカラフルな頭部が完成します。頭部アンテナは新しい色になっています。キットのランナーには新規でパーツが追加されていますので間違わないように!
胴体部は2024年現在におけるHGクラスのガンプラのスタンダードともなっている構造を19年前から実現しているのが驚きです。最新の“SEEDアクションシステム”を搭載している『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』系キットの構造を当時から実現しているすばらしいキットです。
腕部も現在のスタンダードとなっている構造となっていて組み立てやすさを実感します。肘関節もメカフレームで二重関節を持っています。上腕のほかに前腕にも回転軸を持っていてポージングを豊かにします。肩のビームブーメランも取り外し可能です。
腰部は股関節の振り出し機構はないものの股関節そのものが上下に動くことで脚部の可動範囲が広がり、デスティニーガンダムらしい派手なアクションポーズが決まります。ポリパーツによる左右のアーマーもスムーズに動いてアクションを盛り上げます。
脚部を組んでいきましょう。本体や腕部同様、現在のスタンダードの基となる構成となっています。ソール周辺の構造が組まれる方にとっては懐かしい印象を持たれるかもしれません。膝関節は大腿部側と膝下装甲とで二重関節を実現します。
バックパックを組んでいきましょう。デスティニーガンダムを象徴する光の翼を発生させるユニットは特徴的な形状をしており、左右に大きく開くことができます。この後組み立てる折り畳み式のアロンダイト ビームソードと高エネルギー長射程ビーム砲のラックをバックパック左右に装備しています。
装備は高エネルギービームライフルとアンチビームシールド、前述のアロンダイト ビームソード、高エネルギー長射程ビーム砲となります。高エネルギービームライフルは左右張り合わせとフォアグリップ/マズル/センサーで構成され、アンチビームシールドは伸縮機構を持っています。アロンダイト ビームソードと高エネルギー長射程ビーム砲は折り畳み機構を持っています。両手のハンドはパルマ・フィオキーナ ビーム砲を表現させる開いた状態が付属、すべてのカラーリングはパーツ分けされています。
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