レビュー

「メガミデバイス PUNI☆MOFU マオ」レビュー

小さな体に可愛さ振りまく「PUNI☆MOFU マオ」

 最初は素体モードの「PUNI☆MOFU マオ」を見ていこう。

 基礎となる素体モードはシンプルなデザインながら、低身長のボディラインの造形美がよくわかるモードとなっている。頭部そのものサイズは従来の「メガミデバイス」シリーズと同じだが、ツインテールと丸みのある髪型で幼い雰囲気が表現され、ボディとのバランス設計の緻密さがうかがえる。

 また、胸元に付属のシールを貼ってデコレーションをすることもできる。立たせる場合は足元に簡易スタンドを装着することでポーズを取らせることができる。

【PUNI☆MOFU マオ 素体モード】
PUNI☆MOFU マオ 素体モード
シンプルなトレーニングウェアのようなデザイン
簡易スタンドで立たせることも可能
背中には背中と腰の2か所に3mmジョイント穴がある
「☆笑顔」フェイスパーツ
「笑顔」フェイスパーツ
「虚無」フェイスパーツ
付属のシーツでデコレーション

 可動も“マシニーカBlock2”素体と遜色なく、柔軟に動かすことができる。手足が短くなっているのでポージングのバランスに不安があったが、胴体部と合わせてバランスよくポーズを取らせることができ、可愛いポーズはもちろんあどけない仕草など幼さを感じさせる動きの表現が非常にマッチする。

前屈ポーズ
大きく足を振り上げることも可能
片足重心などの繊細な仕草も可能
元気いっぱいの動きも
膝をついたポーズも自然に決まる

 次にコスチュームモードを見ていこう。

 素体モードからよりSF的な雰囲気となるコスチュームとなる。胸元が大胆に開き、少し背伸びをしたい女の子的な印象で、ポージングの雰囲気も変わってくる。

【PUNI☆MOFU マオ コスチュームモード】
PUNI☆MOFU マオ コスチュームモード
胸元が大胆に開いたデザインに
腰のサイドにジョイント穴が追加
展示ディスプレイでポーズの幅が広がる
ペタンと座り込んだ姿勢も表現できる
丸くなった姿勢

 最後は武装モード。スカートやプニプニハンドによってボリュームアップし、頭部のネコミミアクセサリなど可愛らしさもパワーアップ。魔法少女的なフリフリのかわいらしさ、ネコをモチーフとしたアクセサリの細やかさも見ごたえがある。

【PUNI☆MOFU マオ 武装モード】
PUNI☆MOFU マオ 武装モード
ネコミミ型のアクセサリなどが追加
スカートパーツによってボリュームもアップ
特徴的なプニプニハンド
足にもアクセサリが追加
ネクタイは胴の長いネコデザイン
髪飾りにもネコ
本体よりも大きい「スタンプハンマー」
スタンプ部には肉球の造形

身の丈以上の武器「スタンプハンマー」を振り回す大胆なアクションはもちろん、プニプニハンドによってネコらしいしなやかな動きも表現できる。

巨大な「スタンプハンマー」を振り回す
全身全霊で振り下ろすアクション
ネコのようにかがんだ姿勢も可能
「スタンプハンマー」の組み替え、差し替えでグローブを装着したスタイルに

 ここからはコトブキヤの「BUSTER DOLL パラディン」と並べて撮影。ボディの比較や戦闘シチュエーションなどを表現。

「BUSTER DOLL パラディン」との比較
「BUSTER DOLL パラディン」の武器をウキウキで借りていく「PUNI☆MOFU マオ」
飛びついてじゃれつく
戦闘訓練では小さいからに秘めたパワーで押し切る

 以上、「PUNI☆MOFU マオ」のレビューをお送りしてきた。

 低身長モデルの新素体“マシニーカBlock2-S”は単なる“マシニーカBlock2-M”の縮小ではなく、手足の長さやボディバランスが再設定され、新たなキャラクター性の表現を可能としている。「メガミデバイス」シリーズの特徴である可動にも余念がなく、柔軟な可動で様々なポーズを楽しむことができる。

 そして、「PUNI☆MOFU マオ」の個性も非常に魅力的に表現されている。可愛さあふれる表情やコスチュームモード、武装モードにちりばめられたネコモチーフのアクセサリや大きめのリボンなど、ファンシーさも新鮮に感じられる。また、髪型やプニプニハンドのモフっとした造形、“マシニーカBlock2-S”のぷにっとした雰囲気もポーズによって様々な表情を見せるので、ポージングが非常に楽しい。

 2024年11月には「PUNI☆MOFU トゥ」も発売されるので、こちらにも期待したい。