レビュー

「メガミデバイス PUNI☆MOFU マオ」レビュー

柔軟な可動を備えた素体から個性あふれるパーツで「PUNI☆MOFU マオ」を組み立てる

 最初は本キットの中核となる“マシニーカBlock2-S”素体を組み立てていく。

 胴体部には数多くのパーツが使用され、肩の動きや腹部の動き、股関節の引き出し機構などが組み込まれている。低身長タイプでありつつも、可動にも余念がない構成となっている。

 また、首のジョイントパーツは「メガミデバイス」シリーズ規格のほかにも、別シリーズとなる「フレームアームズ・ガール」、「創彩少女庭園」の頭部に対応したものも収録されている。

【胴体】
各シリーズに合わせた首のジョイントパーツ

 腕部は二の腕、前腕、手首と基本のフォーマットとなっている。

 手首のジョイント部は大まかなランナー切り離しから、組み立てることで4つ分を手早く作ることができる。

 腕部は短めに設計され、丸みのあるフォルムが感じられる造形となっている。通常の腕部のほか、手首部分のジョイントパーツを通した腕部の2種類が用意され、シチュエーション別に使い分けもできる。

【腕部】
ジョイントパーツはランナーを切り離して4つ分を一気に組み立てることができる
武器の持ち手、握り手、開き手が左右それぞれ組み立てる
通常の腕部組み立て
ジョイント―パーツ付きの腕部組み立て
肩パーツ、腕部、手首パーツを合わせる

 脚部は太もも、下腿部、足先で構成されている。太ももの内部や膝関節、足首関節と細かいパーツで構成され、幅広い可動が期待できるものとなっている。

 “マシニーカBlock2”のパーツ構成はそのままに、サイズは小さめで体形に合わせた造形となっている。

【脚部】

 最後に組み立ててきた胴体、腕部、脚部を組み合わせて“マシニーカBlock2-S”の素体が完成する。

 次に「PUNI☆MOFU マオ」の頭部を組み立てる。丸みのある輪郭にボリュームのある短いツインテールによって幼い顔立ちが表現され、フェイスパーツは大きめの瞳も合わせ個性的なデザインが再現されている。

【頭部】
首元のパーツにはシールを張って色分け
“マシニーカBlock2-S”の素体と合わせる
【PUNI☆MOFU マオ 素体モード】

 基本となる素体モードが完成したところで、次にコスチュームモードの組み立てを見ていこう。

 コスチュームモードでは胸のパーツとパンツのパーツを組み替えることで完成する。胸パーツはざっくりと開いたセクシーなデザインとなっており、パンツパーツは両サイドに3mmのジョイント穴を設けたものとなる。

【コスチュームモード】
組み立て前にシールを貼る
パーツを差し替えてコスチュームモードに
【PUNI☆MOFU マオ コスチュームモード】

 そして、コスチュームモードから戦闘形態となる武装モードのパーツを組み立てていく。武装モードでは足先、頭部、胸部、スカート、腕部を新たに組み立て、差し替える。

 足先パーツはブーツのようなカジュアルながら防御力が上がったデザインとなる。また、太もも部分にはクリアパーツを追加。

【武装モード 足先】
足先パーツを組み立て
太もも部分にクリアパーツを追加

 頭部パーツは後頭部、前髪パーツを新たに組み立てる。猫耳アクセサリに加え、前髪にもネコのアクセサリが追加されている。

【武装モード 頭部】

 胸部パーツは新たにネクタイパーツが追加されたものとなっている。ネクタイも胴の長いネコをモチーフとした可愛らしいものとなっている。

【武装モード 胸部】
胸部にシールを貼って色分け
胸部パーツを差し替え

 次にスカートパーツを組み立て。フリルスカートにリボンの装飾と可愛らしさあふれるデザインで、すっきりしていた腰回りもボリュームアップしている。

【武装モード スカートパーツ】
スカートパーツはコスチュームモードの腰のサイドのジョイントパーツで固定
太ももパーツも猫モチーフのアクセサリを装着したジョイントパーツに差し替え

 腕部は「PUNI☆MOFU マオ」のチャームポイントの一つであるネコの手型の手首「プニプニハンド」を組み立て。武器の持ち手と通常の2種類があり、通常の手では肉球や爪先まで表現されている。着ぐるみ的なモフモフ感や肉球のプニプニ感が伝わるデザインで、ディテールにもこだわった造形と感じられる。

 また、袖口も広めにデザインされ、ネコの手に合わせてボリュームアップしている。

【武装モード 腕部】
ネコの手型のハンドパーツ(右)
ネコの手型のハンドパーツ(左)
袖、二の腕のアクセサリパーツを追加して組み立て
武装モードでは通常のハンドパーツ向けの手首パーツはピンクのものを使用

 武器の「スタンプハンマー」の組み立て。大ぶりの武器で存在感ある造形ながら、スタンプ部分には肉球造形が入っており、可愛らしさも忘れていない。また、組み換えによってスタンプ部分が腕部のグローブのように装着でき、基部はバックパックとして使用できる。

【スタンプハンマー】

 最後に展示ベースを組み立て。4か所の可動部に、根元、先端部にも軸を備え、低身長の「PUNI☆MOFU マオ」に合わせた支柱の調整が可能となっている。

【展示ディスプレイ】
【PUNI☆MOFU マオ 武装モード】

 組み立てが完了したので、次のページでは完成した「PUNI☆MOFU マオ」の各モードを紹介していく。