レビュー

「30MS リシェッタ(フリージアウエア)[カラーA]」レビュー

バックパックに懸架した「クローユニット」で攻撃的な「アームドモード」へチェンジ!

 ここからは「アームドモード」時に装備するアーマーパーツの組み立てとなる。最近のシリーズと比較すると、装備品ははそれほど多くないが、装着すると印象は大きく変わる。アームドモードは初代リシェッタと同様、大型のクローを装備していて、さらに装甲パーツが増えたことで、攻防備えた雰囲気が強まっている。このクローは装備していないときにバックパックに懸架することも可能だ。

 カチューシャ状のネコ耳も標準装備、尻尾はリード線で自在に動きを付けられるようになり、ポージングの幅が広がっている。長さもそこそこあるので曲げる方向などを調整して接地させれば本体を支えることもできるだろう。

カチューシャを組み立てて登場のカバーパーツと交換する。前髪は取り外さなくても装着は可能だ
バックパックを組み立て。左右に見えるジョイントは付け根がボールでわずかに可動する
クローの組み立て。クローにシールドを取り付ける
脚部装甲の組み立て。取り付け時は脚部のリングを交換する
尻尾の組み立て。通常はバックパックに取り付けるが、腰のジョイントに直接取り付けてもいい
尻尾とクローを取り付けてバックパックが完成
アームドモードの完成。これはクローを装備していない状態だ
バックショット。装備により重心が少し後ろになるので、写真の「アクションベース6」があると安定する
懸架したクローは付け根のジョールジョイントで動かせるので、アームドモード時もポージングはしやすい
クローを腕に装備するときは、一度分解してシールドとクローの向きを変え、リングを取り付けておく
手首のリングを交換することで腕に装備できる
クローを活かしたポージングを楽しもう

 初代リシェッタが発売された頃とは違い、3年でオプションパーツも多数発売され、選択肢も増えている。さらに最近では「30 MINUTES」の各シリーズが相互のカスタマイズを意識した設計をしているので、各種パーツも非常に充実している。10月に発売された「30MM 1/144 EXM-H15D アチェルビー(TYPE-D)」などは、カラーリングもリシェッタを意識したような色合いで、カスタマイズもバッチリ決まった。

初代リシェッタと同時発売された「オプションパーツセット1(スピードアーマー)」を装着。パーツの形状によりクローがわずかに干渉するが装備は可能だ
「EXM-H15D アチェルビー(TYPE-D)」のパーツを使ったカスタマイズ。ヘルメットは30MSのフェイスパーツにも対応。パーツのカラーもリシェッタにマッチしている
同時発売される「オプションパーツセット14(スポッターコスチューム)[カラーB]」のヘアスタイルパーツとヘッドギアを装着。武器は「カスタマイズウェポンズ (ファンタジー武装)」の銃を使用
足裏のジョイントにアームドモードのシールドを取り付けて滑走スタイルをイメージしてみた。ジョイント穴のあるパーツや乗り物などを探してみよう

 30MSの3年のシリーズ展開を経て、進化を遂げた2代目が登場したリシェッタ。単なるリニューアルではない、カスタマイズの幅が広がる新キャラクターとして人気のシスターとなっていくことは間違いない。並行して販売されていく初代リシェッタとともに、カスタマイズやポージングを楽しんでいただきたい。

 またこの秋の全日本模型ホビーショーや30 MINUTES新商品発表会の配信では、和をモチーフとした「SIS-N00 ソウレイ[カラーB]」や「SIS-Y00 シュレミ[カラーB]」が発表され、シリーズの新しい可能性を打ち出している。これらを絡めたカスタマイズも楽しくなりそうな予感がする。