レビュー
「30MM 1/144 EXM-A9rk スピナティオ」レビュー
ロイヤルナイト仕様
2025年2月14日 00:00
各部ジョイントに外装パーツを取り付けてロイヤルナイト仕様にする
追加装甲の各部パーツは3mmジョイントやCジョイントを活用して搭載していきます。最初にスピナティオ素体を強化準備形態に変更します。強化準備形態は肩関節の一部を専用パーツに変更します。
頭部の追加装甲はパーツの取り付け位置を変更することで開閉を選択することが可能です。
胸部パーツの装甲は前後から挟み込みます。前面装甲は首関節まで保護する形状となっており、背面装甲は取り付けることで背面ジョイントは2軸から1軸に変更となります。
腕部の追加装甲は肩部と前腕部に取り付けます。肩部パーツの追加装甲は最初に交換した軸パーツにはめ込みます。前腕部の追加装甲は3mmジョイントで接続しますが、追加装甲にも3mmジョイント孔が搭載されています。
腰部の追加装甲は大型のサイドアーマーを取り付けます。サイドアーマーの接続はCジョイントを使用した接続となっており、フロントアーマーはボールジョイントで可動する構造となっています。
脚部パーツの追加装甲は脛部分に取り付けを行ないます。脚部追加装甲の接続は四角軸による接続になっており、左右共通パーツとなっています。
ロイヤルナイトの武装にはシールドと実体剣が付属します。実体剣はワンパーツ、シールドは本体とグリップの2パーツで構成されています。
これにて追加装甲は完成です。一度組み立てて変化した雰囲気を楽しみます。
最後に本キットの特典となるエングレービングシールを貼り付けていきます。本キットに同封されているエングレービングシールは通常のシールとは異なる貼り方となっています。
余白なくエングレービングを再現できる専用シール
本キットに付属するエングレービングシールは張り付けた後に保護フィルムを剥がして貼り付けを行ないます。これにより、シールの余白がほとんどなく立体的なエングレービングを貼り付けることが可能です。
ここからはエングレービングシールを貼り付ける箇所を見ていきます。主に追加装甲への貼り付けとなりますが、大腿部のみ素体への貼り付けとなります。
これにて本キットの組み立ては全て完成です。ここからは完成したスピナティオを見ていきましょう。
通常のカラーバリエーションだけでなくエングレービングも追加されたロイヤルナイト仕様
最初に完成したキットを前後左右から見ていきます。2色のゴールドとエングレービングがアクセントカラーになったキットとなっています。
本キットの特徴であるエングレービングシールは立体的で、余白のない仕上がりになっています。
スピナティオ(ロイヤルナイト仕様)はベースがスピナティオということもあり、柔軟に可動させることができます。
もちろん装甲を外すことで軽装状態でも展示して楽しむことも可能です。追加装甲がなくなることでさらに可動域が広がります。
ここからは30MMの拡張性を活かしてオリジナル機体を組み立ててみました。今回は「30MM 1/144 EXM-A9rk スピナティオ(ロイヤルナイト仕様)」に「30MM 1/144 EXM-H15C アチェルビー (TYPE-C)」、「30MM 1/144 オプションパーツセット17(ウィングユニット1)」、「30MM 1/144 オプションパーツセット14 (マルチクロス)」を組み合わせています。マルチクロスは以前の作例で使用した「Mr.カラー ベルベットカラー」で塗装したものを使用しています。
今回作成したスピナティオは一般販売キットでは初となるゴールドの成型色を使用したキットでした。ゴールドの成型色も2色のゴールドを使用しており無塗装でも色味に変化が与えられています。
カラーバリエーションキットなのでそのままでも楽しむことができますが、エングレービングシールを使用することでさらに味付けを増やすことが可能です。エングレービングシールは通常のシールとは異なり立体的に仕上がるため、これまでにないパーツとしてカスタマイズにもいろいろと活用できます。単体で組み立ててみてもかっこよく仕上がるキットですが、30MMのカスタマイズ幅を更に広げるアイテムとしてもオススメできます。
(C)BANDAI SPIRITS 2019