レビュー
「HG 1/144 ズゴック」レビュー
SEED FREEDOM Ver.
2025年2月21日 00:00
ファンの期待を背負って渾身の設計を魅せるHGキットを組み上げる!
それでは早速ズゴック(SEED FREEDOM Ver.)を組んでいきましょう。劇中での印象的な登場から活躍、そしてこの機体は内部にインフィニットジャスティスガンダム弐式を内包しているという驚愕のギミックを持っているということでファンの心をくぎ付けにしましたね。
HGキット化されるにあたり、どこまでその機体仕様を再現できるのか?ファンの期待を一身に背負ったこのキットは想像を超えるクオリティで設計されているようです。このキットを組むことでファンの熱い願いとそれに見事に応えたキットの設計担当者との意思の疎通さえも感じられるほどの内容になっています。
まずは頭部の組み立てを行います……そう、ズゴックの頭部じゃなくってインフィニットジャスティスガンダム弐式の頭部です!「HG 1/144 インフィニットジャスティスガンダム弐式」の頭部・ボディを使うことも可能というすばらしい設計です!
続けてズゴック(SEED FREEDOM Ver.)本体の胴体部を組んでいきましょう!先ほど組みあがったインフィニットジャスティスガンダム弐式のボディを内部フレームにしてどのように格納されているかを観察できるチャンスです!
内部フレームは既にあり、そこへズゴックの両腕を接続する関節機構が組まれます。この関節機構はこのズゴック(SEED FREEDOM Ver.)専用に開発された「SEED アクションシステム」となっており、柔軟で高い可動性能を実現しています。
腕部はデザイン上の特徴でもある蛇腹的な部分をパーツ分けすることで細かく微妙な表情が作れる構造になっています。一本芯の通ったように内包されるフレームがあるにもかかわらずなめらかな曲線を描けるのは組んで感動するポイントだと思います。
前腕部は太目の装甲にバックラーシールドのような小さいシールドを装備しています。先端のクローは3本で、それぞれ開閉できますし後ほど組み立てますが赤熱化した状態のものと交換できるようになっていて劇中再現も簡単にできます。
腰部を組んでいきます。大きなメカフレームの中央には大きなボールジョイントが組み込まれ、それが股関節となります。サイドアーマーは腰部後方に回転軸を持たせてあって脚の可動時に逃がすことができ、脚の可動範囲を拡大させます。
脚部も腕部と同様の蛇腹的デザインのパーツがありますが、脛下とソールにはインフィニットジャスティスガンダム弐式と同じデザインのものがフレームとして組み込まれます。このことから脚部はそのままズゴックの装甲がかぶっているんだろう、と想像できますね。これは組んで楽しい部分です!
装備を組んでいきましょう。ズゴックは携行装備はありませんが、赤熱化したクロー一式と破損した頭部装甲があります。バックパック“フォランテス”は「HG 1/144 インフィニットジャスティスガンダム弐式」のそれがそのまま付属します。大きな推進ユニットを中央に、上下に展開するビーム刃を付けられるウイングを左右に装備していて単独での飛行も可能なユニットです。
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