レビュー
「バルクアームλ ウルフザルグ」レビュー【#ヘキサギア】
重装甲、重武装が放つ存在感とダイナミックアクション
2025年3月28日 00:00
- 【バルクアームλ ウルフザルグ】
- 開発・発売元:コトブキヤ
- 発送日:2025年3月
- 価格:10,230円
- ジャンル:プラモデル
- サイズ:全高約215mm
コトブキヤのオリジナルプラモデル「ヘキサギア」シリーズから「バルクアームλ ウルフザルグ」が3月に発売した。
「ヘキサギア」はスクラップ&ビルドをコンセプトに1/24スケールで設定されたフルアクションプラモデル。バイクなどのビークルから獣型、人型などの巨大メカと多彩なデザインのヘキサギアが登場し、それらを乗りこなし、アクションも可能なガバナー(パイロットフィギュア)と合わせることでより濃密な世界観を広げることができる。そして、六角型ジョイントシステムで、各キットのパーツを組み合わせてオリジナルメカを作り出せるのも魅力だ。
「バルクアームλ ウルフザルグ」は、人型ヘキサギア「バルクアームλ ジャッカル」を近接戦闘特化にカスタマイズされた機体だ。重装甲を身に纏い、身の丈以上の超大型可変式鎚矛「デストロイザッパー」を手にしたパワフルなデザインとなっている。
今回は「バルクアームλ ウルフザルグ」の組み立て工程からポージングまでその魅力を紹介していく。
近接戦を想定した重装甲と重武装を新たに加えたパーツラインナップ
「バルクアームλ ウルフザルグ」のパッケージイラストはメイス型の武器を肩に担ぎ、堂々と佇む姿が描かれている。左腕のシールドや装甲の一部が焼き付き、激戦を制した強者の存在感を放つ。
組箱型のパッケージは大型のキットで、中には仕切りを付けて左右でランナーなどが収められている。
中のランナーはPC(ポリキャップ)を含む合計33枚、取扱説明書が封入されている。本キットの成型色はミリタリー調のダークグリーンを中心にライトグレー、グレー、ガンメタル、シルバー、クリアーレッド、クリアーオレンジとなっている。
また、一部パーツは使用しないので、組み立ての際は取扱説明書を読んで注意してほしい。
中身を確認したところで、次は組み立て工程を見ていこう。
マッシブでパワフルな外観に緻密な可動機構
最初に頭部を組んでいく。
側頭部から伸びたホーンに西洋甲冑の面甲のようなパーツを備えた特徴的なデザイン。中核となる頭部に面甲を被せ、左右のホーンで側頭部で固定する構成となっており、面甲の上げ下げやホーンの角度調整が可能となっている。
胴体部分は胸部と腰部、そして二つを繋ぐ腰部ジョイント部で構成されている。
胸部はガバナーを乗せるコックピットスペースを有しており、シートを中心に外装パーツで囲い込むような構成となっている。
腰部ジョイント部はシンプルな構成で胸部に繋がる六角型ジョイントと腰部の円柱ジョインを一関節で繋げたものとなっている。腰部接続箇所も可動し、腰回りの動きを円滑にしている
腰部は堅牢な外装デザインで、内部にも小さいパーツでメカディテールが表現されている。
次に左右の肩部と肩部アーマーを組み立てる。
肩部は六角型ジョイントを備えた基礎部分となっている。そして、肩部アーマーは存在感ある大きさで、内部にはスラスターが仕込まれ、迫力あるデザインとなっている。
腕部は上記の肩部パーツを合わせて組み立て。
パーツ点数が多いが関節機構はシンプルで肩口の接続軸と二の腕の左右の動き、肘関節となっている。そして、多くのパーツを使用することで特徴的な前腕部の重厚感あるデザインが表現され、肩部アーマーと合わせて力強い腕部が完成する。
また、ハンドパーツは握り手、平手、銃持ち手、剣持ち手の4種類を左右それぞれ組み立てる。
脚部の組み立て。マッシブな上半身を支えるマッシブな造形となっており、パーツを積層することで独特の重厚感と情報量の多さが表現されている。
ここまで組み立ててきたパーツを合わせることで「バルクアームλ ウルフザルグ」本体が完成する。
次に武装を組み立てていく。
本キットでも存在感を放つ大型格闘武器「デストロイザッパー」は握り手に中央の支柱を中心に、刃型のパーツを付けていく形となる。支柱には接続軸と軸受けが設けられ、組み合わせによってメイス形態、ソード形態などの形にすることができる。
シールドは大型の曲面デザインに、先端に仕込まれた2連プラズマインパクト発振部の露出ギミックも仕込まれている。
次のページでは完成した「バルクアームλ ウルフザルグ」の可動やポージングを紹介していく。
(C) KOTOBUKIYA
※画像は試作品です。実際の商品とは多少異なる場合がございます。