レビュー
「KADOKAWA PLASTIC MODEL SERIES 『とある科学の超電磁砲T』 御坂美琴 DX ver.」レビュー
細かな色分けに電撃エフェクトパーツで迫力のディスプレイ
2025年3月24日 00:00
- 【KADOKAWA PLASTIC MODEL SERIES 「とある科学の超電磁砲T」 御坂美琴 DX ver.】
- 開発・発売元:KADOKAWA
- 2月28日 発売
- 価格:9,900円
- ジャンル:プラスチックモデル
- 本体サイズ:全高約163㎜
KADOKAWAは、同社プラスチックモデルブランド「KADOKAWA PLASTIC MODEL SERIES」(カドプラ)第2弾「KADOKAWA PLASTIC MODEL SERIES 『とある科学の超電磁砲T』 御坂美琴」を2月28日に発売した。
アニメ「とある科学の超電磁砲T」の主人公・御坂美琴の常盤台中学の夏服姿がプラスチックモデルで再現され、DX ver.ではカドプラオリジナルデザインの水着姿が立体化されている。
アニメ第4期の制作も決定した『とある科学の超電磁砲』。本キットでは第3期『とある科学の超電磁砲T』の御坂美琴をモデルにプラスチックモデル化されている。
作中の舞台である学園都市で7人しかいない「超能力者(レベル5)」のひとりである御坂美琴は、電気を自在に操る「電撃使い(エレクトロマスター)」として、電撃、電磁力を使用した攻撃を得意とする。そして、彼女を象徴するコインを電磁力で弾き飛ばす「超電磁砲(レールガン)」をはじめ、電撃攻撃や砂鉄を使用した武器の生成など多彩な攻撃手段を持っている。
また、竹を割ったような性格でお嬢様らしくない行動が目立つ一方で、ファンシーグッズやかわいい服に目がない少女趣味なギャップも魅力となっている。
今回はカドプラで表現された御坂美琴の魅力をお届けしていく。
多彩な成型色と彩色済みパーツが収録
「KADOKAWA PLASTIC MODEL SERIES 『とある科学の超電磁砲T』 御坂美琴 DX ver.」では、通常版と同じ常盤台中学夏服ボディに電撃エフェクトパーツ、表情パーツ「笑顔」「ウインク顔」「叫び顔」の3種類に加え、オリジナルデザインの水着ボディと表情パーツ「笑顔(口開け)」が収録されている。
ランナーはハンドパーツを含めて合計27枚となっている。
成型色には髪色の明るいブラウンや肌色、制服のベージュやグレー、ルーズソックスのホワイト、ローファーのブラウン、短パンの淡いグレー、「砂鉄の剣」のブラックと細かく色分けされている。
また、表情パーツ、髪飾りや校章が入った塗装済みパーツや、電撃エフェクトもクリアブルー、クリアーオレンジとなっている。さらに、水着ボディ用のイエロー、ホワイト、肌色なども収録されている。
本キットでは2体分作ることができ、作りごたえ抜群のボリュームとなっている。
収録パーツを確認したところで次は組み立て工程を紹介する。
組み立てるだけでアニメイメージに近い御坂美琴が完成
本体の組み立ての前に表情パーツ「叫び顔」、「笑顔(口開け)」に口パーツを組み込んでいく。口パーツは彩色済みで、色彩も細かく再現されている。
次に頭部から組み立てていく。
ボブカットのヘアスタイルが再現され、細かい髪の流れや左側頭部は後ろに流す造形が施されている。また、花デザインのヘアピンは塗装済みパーツで表現されている。
胴体部は半そでブラウスとベストのデザインとなっている。胸部と腹部はボールジョイントで接続され、腰部もボールジョイントが採用されている。首も軸可動が備わっている。
肩口がボールジョイントの受け口に軸可動を備え、引き出し機構となっている。
また、ベストには常盤台中学の校章、Vネックラインが塗装済みパーツで表現されている。
腕部は袖口と素肌の部分で構成されている。ハンドパーツは握り手、平手をはじめ、砂鉄の剣持ち手、右手側にコイン持ち手、人差し指と豊富なラインナップとなっている。
腰部は短パンデザインが再現されている。また、股関節の可動は中央の軸可動にボールジョイントが採用されている。
脚部も細かいパーツ分けで、短パン、素肌、ルーズソックス、ローファーが表現されている。膝、足首関節は一軸可動となっている。また、股関節の接続口にも軸可動が備わっている。
スカート部分は単一のパーツではなく、ベストの裾部分のパーツを合わせる。裾パーツには縦ラインが入っており、劇中デザインが表現されている。
ここまで組み立ててきたパーツを合わせることで常盤台中学制服姿の御坂美琴が完成する。
そして、印象的な電撃エフェクトを組み立て。電撃エフェクトは放電時の青白い光を表現したクリアブルーと「超電磁砲(レールガン)」のコインをはじき出した弾道を表現したクリアーオレンジを合わせることができる。
さらに電撃エフェクトを支える小さめのディスプレイパーツもついている。
また、腕部に装着できる単一パーツや小さいディスプレイタイプのエフェクトパーツも付属し、各パーツの組み合わせで御坂美琴の能力を再現できる。
そして、砂鉄の剣は単一パーツで再現されている。
また、本体を支える台座も収録されている。こちらは円形台座が広く設計されている。
カワイイフリル付きのオリジナル水着を組み立てる
続いてDX Ver.に収録されている水着ボディの組み立てを紹介していく。
こちらはボディだけでなく、頭部も収録されているので、通常ボディから頭部を付け替える必要がないのはありがたい仕様だ。
頭部の組み立てに関しては通常と同じ構造となっている。
胴体部はセパレートタイプの水着姿が表現されている。本パーツでは胸部、腹部、腰部まで一体構造となっており、可動部がないものとなっている。
フリル部分は積層構造で立体感が演出され、ボリュームのある造形となっている。
腕部も素肌が表現されている。肩はモナカ構造ではなく、接続部を中に入れ、肩のジョイントパーツを差し込む形となっている。そのため肩は合わせ目のない、見栄えのよい外観となっている。
脚部も素肌パーツとなっており、大腿部、下腿部が一パーツとなっており合わせ目のない自然な造形となっている。また、足先も素足で指先まで造形されている。
ここまで組み立てきたパーツを合わせることで水着姿の御坂美琴が完成する。
(C) 2018 鎌池和馬/冬川基/KADOKAWA/PROJECT-RAILGUN T