レビュー
「アルカナディア シャルメド」レビュー
2025年5月13日 00:00
緻密な造形と細かな配色で素組で満足度の高い完成度
「シャルメド」は「ノーマルモード」と「ウィライズモード」の2つのモードがあり、組み立ては「ノーマルモード」を組み立て、そこから武装を装着することで「ウィライズモード」を組み立てていく。
最初は頭部の組み立て工程を見ていこう。
構成としては大きく分けて後頭部、フェイスパーツ、前髪の3つに分けられる。後頭部にはネコミミ風のリボンとポニーテールでボリュームのある造形となっている。また、毛先もくるんとしたカーブや毛先の流れも細かく表現されている。
前髪パーツは通常のものと片目が隠れるもの2種類が収録され、付け替えが可能。また、「アルカナディア」シリーズの特徴である耳パーツの付け替えも可能となっている。
次に胴体。大きく胸元、腹部と腰部を合わせた2パーツで構成され、スカートと背中の小さな翼を組み合わせる。
胸元は細かいパーツ分けによる肌色と衣装の色分けに加え、塗装済みパーツを使用することで留め具とブローチの細かいアクセサリも色分けが施され、色彩の情報量が高い。
腹部も中央のアクセサリ部分の色分け、脇や腰は塗装済みパーツで繊細な色分けが再現されている。細かなモールド造形が入っている。
腕部の組み立ては二の腕、肘、前腕、手首とオーソドックスな構成。左右で二の腕のアクセサリが異なり、右腕は腕輪、左腕はアーマーとなっている。
脚部の組み立ては腕部同様に左右非対称の造形となり、組み立て構成も異なる。右脚部は太もも部をホワイト、クリアーレッド、ゴールドの3層で構成されている。
左脚部は激しく燃えるようなクリアーレッド、ホワイト、豪奢な造形のゴールドで構成されている。
次に尻尾の組み立て。尻尾は3節で構成され、根元から先でグラデーションがかかるように明るい色合いとなる。根元は軸可動、中間関節はボールジョイントとなっている。
ここまで組み立ててきた各パーツと首元に通すリングパーツを合わせることでノーマルモードの「シャルメド」が完成する。
また、専用台座は3か所の可動箇所を備えた支柱となっている。根元部分は軸タイプとボールタイプの2種類を選んで組み立てる。また、「シャルメド」本体を支える場合は背中の一部パーツを取り外して、ジョイントパーツを使って支える。
次に「ウィライズモード」への組み立てを紹介していこう。
まずはスカートパーツ。スカートパーツはクリアーレッドで、接続パーツを本体のホワイトのスカートパーツに差し込む。
次に左腕部アーマーパーツと背中の「ウィライズモード」用の接続口を備えた小さい翼パーツを組み立てる。
アーマーは豹の意匠が造形され、風格のある顔つきが細かく表現されている。
そして、右腕の武装「覇龍装・撃」の組み立て。各指は関節可動を備え、開き手、握り拳の表情付けができる。手甲部も3層構造で重厚感ある造形となっている。
腕部は大きめのボールジョイントで幅広い表情付けが可能となっている。
左腕部はゴールドの鎧を纏った造形となっている。
脚部はひざ下部分が赤いカラーリングとなり、足首には火が灯ったような造形となっている。
翼パーツはクリアーレッドで構成。色の異なるクリアーレッドを重ねてグラデーションが表現され、中間関節もフレキシブルに可動できる仕様となっている。
造形も畳んだ状態から大きく開いた状態で羽の広がりを感じさせるものとなっている。
最後に首元のリングパーツを取り外して「ウィライズモード」が完成する。
(C) KOTOBUKIYA






























































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