レビュー

「MGSD ガンダムエアリアル」レビュー【#水星の魔女】

これぞMGの技術!シェルユニットの交換ギミックやガンビットの完全変形を実現

【MGSD ガンダムエアリアル】
発売元:BANDAI SPIRITS
価格:4,290円
発売日:2025年8月23日
ジャンル:プラモデル
サイズ:全高140mm

 「SDガンダムの躯体(フォルム)にMGの技術を集約!」をコンセプトに、SDガンダムシリーズのハイエンドブランドとして2023年にスタートした「MASTER GRADE SD」シリーズ。デフォルメ体型でありながら高い可動域と内部フレームまで再現された緻密なディテールが人気のシリーズです。

 MGSDでは、これまでにフリーダムガンダム、ガンダム・バルバトス、ウイングガンダムゼロ EWと、各作品の主人公機がラインナップされてきました。その第4弾が、『機動戦士ガンダム 水星の魔女』主人公機のガンダム・エアリアルです。本稿では、8月23日発売のガンプラ「MGSD ガンダムエアリアル」を素組みレビューで紹介します。

ガンプラMGSD第4弾は『機動戦士ガンダム 水星の魔女』からガンダム・エアリアルです。

シリーズ第4弾は「MGSD ガンダムエアリアル」

 「MASTER GRADE SD」シリーズは「SDガンダムの躯体(フォルム)にMGの技術を集約!」をコンセプトに2023年から展開されたSDガンダムのハイエンドブランドです。頭身はSDガンダムでありながら各部の可動域、内部フレームの再現など「MASTER GRADE」シリーズで培った技術を惜しみなく注ぎ込んでいます。シリーズ第1弾となる「MGSD フリーダムガンダム」から始まり、主役機をキット化してきました。

MGSDのガンプラは激しいアクションポーズもバッチリ決まります。

 MGSDシリーズ第4弾には、ガンダムシリーズとして令和初となる完全新作TVシリーズ『機動戦士ガンダム 水星の魔女』からガンダム・エアリアルが選ばれました。キットには、従来のMGSDシリーズで採用された内部フレーム表現や可動に合わせた装甲の連動機構など、MGシリーズのガンプラで培われた技術が惜しみなく使用されています。

 また、本キットの特徴として、劇中に登場したパーメットスコア・シックス状態を再現できるシェルユニットの差し替えパーツが付属します。全身のクリアパーツに展開ギミックがあるので、キットの完成後もシェルユニットの着脱ができ、シェルユニットが青く発光したパーメットスコア・シックスに簡単に変更できます。

本キットでは完成後にもパーメットスコア・シックスに変更できます。

精密な構造と組み立てやすさを両立したキット

 本キットのパーツ構成はイロプラランナーが2枚、単色成型ランナーが10枚で構成されます。特徴的なシェルユニットを構成するクリアパーツとメタリックパーツは、イロプラランナーで成形されています。

「MGSD ガンダムエアリアル」パッケージ
A1ランナーはイロプラランナーです。
A2ランナーのシェルユニットはメタリックブルーで成型されています。
Bランナーには頭部外装やガンビットのパーツが成型されます。
Cランナーは腕部と脚部の左右同一形状パーツが成型されているため、同一ランナーが2枚付属します。
Dランナーはこれまで全てホワイトだった外装の成型色が一部ライトグレーに変更となりました。また、Eランナーは「HG 1/144 ガンダムエアリアル」のものと同一形状のランナーが付属します。
Gランナーは内部フレームのパーツです。
H1ランナーも内部フレームを構成しますがGランナーとは成型色が異なります。
H2ランナーは武装パーツを含むパーツ構成です。
マーキングシールも付属。今回の素組みレビューでは使用していません。