レビュー
「フレームアームズ・ガール 出雲 Destroyer Ver.」レビュー
2025年10月30日 00:00
組み立てるだけでイメージに近い完成度。ハイレグを前面に押し出した素体を組み立てる
最初は「出雲 Destroyer Ver.」の素体から組み立てていく。
まずは頭部から見ていこう。頭部は大きく分けて後頭部、フェイスパーツ、前髪パーツの3つのブロックで構成されている。後頭部はロングポニーテールとショートポニーテールを組み立てることができる。ロングポニーテールはY字の軸パーツの先端部にロングポニーテールパーツ2つを差し込んで完成。後頭部の軸可動に加え、毛先の根元にも軸可動を備え、自由度の高い表情付けが可能となっている。
ショートポニーテールはシンプルに軸可動部にショートポニーテールパーツを差し込む。また、ロングポニーテールのパーツと組み替えてヘアスタイルを変化させることができる。
胴体は首や胸部と腹部の接続部、股関節の可動部をボディパーツで挟み込む構造となっている。ボディスーツのディテールも細かいパーツ分けによってイメージに近い色分けとなっている。
腕部はオーソドックスに肩、二の腕、前腕、手首で構成されている。二の腕にはリング状の装備を通す構造となっている。ハンドパーツは握り手、平手2種、武器持ち手2種が収録されている。
脚部はすらっとした脚線美が光る造形となっており、ニーハイソックスのようなブーツの装飾も細かく色分けされている。
ここまで組み立てたパーツに加え、塗装済みパーツと合わせることで「出雲 Destroyer Ver.」の素体が完成する。特徴であるハイレグスタイルは塗装済みパーツによって肌色とボディスーツ部分が色分けされ、可動を確保しつつ、デザインの可愛さを再現している。
手足のアーマー化に、大型シールドと装甲板による存在感抜群の武装モード
続いて「出雲 Destroyer Ver.」武装モードの各装備を組み立てる。
武装モードは素体の頭部、腕部、脚部をアーマーを纏ったものに組み替え、バックパックを基部としてアームで支えられたシールドや装甲板で構成された大型武装を背負った姿となる。
最初に頭部パーツの組み立て。頭部は右側頭部の一部パーツをアンテナパーツを装着し、前髪パーツはメッシュの入ったデザインとなり、「フレームアームズ 出雲」の頭部を彷彿とさせるヘッドギアを組み立てる。
腕部は二の腕、前腕を組み立てる。多層構造の独特なデザインのアーマーが再現されている。
脚部は膝関節に加え、重厚感あるアーマーを纏った脚部を組み立てる。足首パーツはパーツ分けされ、可動に加え、アンカーのような脚部デザインが再現されている。また、膝装甲パーツを別で組み立て、膝パーツに追加された軸に装着する。
次はバックパックの組み立て。艦橋を連想させる基部パーツに左右に伸びるサブアームで構成されている。センサー類も細かくパーツ分けされている。サブアームも可動重視のメカらしいデザインとなっている。
脚部に装着する装甲板(小)とアーム(小)の組み立て。装甲板は艦体後部を思わせる滑らかなラインに、スクリュー型の推進装置が造形されている。アームは2つの軸可動を備えたものとなっている。
次にダガー、装甲板(大)、アーム(大)の組み立て。ダガーは独特のグリップパーツで刃を挟み込む構造となっている。
装甲板は艦首部へ伸びる大型のデザインとなっており、内側にダガーとミサイルパーツを装着する。アームは2本の支柱と3つの可動軸でフレキシブルに可動する。
シールド(小)は飛行甲板らしい板状のパーツの裏面に、チェーンガンやマガジン、接続部のパーツを装着する。
シールド(大)は、小さいタイプの約1.5倍の長さで、存在感ある造形となっている。組み立ては背面に基部パーツと接続軸パーツを合わせる。
次にライフルを組み立てる。構造はグリップパーツや銃口、接続パーツなどを銃身パーツで挟み込むモナカ構造となっている。グリップ、接続パーツは根元が軸可動し、収納することができる。
ここまで組み立てたバックパック、各種装甲板、シールドなどの武装を組み合わせることで武装モードが完成する。
その他、特徴的な艦載機型のドローンやジョイントパーツをランナーから切り離す。また、ライフルなどに装着できるグリップパーツ、投擲用錨、展示ベース、巡航形態用のジョイントパーツを組み立てる。
最後にシールド2種と装甲板に水転写デカールを貼っていく。デカールはデザインナイフなどで切り取り、水に浸してデカールが浮いたら指定された箇所に移す。移した際に余分な水分は綿棒などでふき取る。デカールを貼る際は、マークセッターを塗布することで貼り付けを補強できる。
また、番号は組み立て見本と同じ「86」と「186」が一つにまとまったデカールの他、個別の0~9のデカールが付属し、自由に選択することができる。
組み立て工程が完了したところで、次は造形やアクションを見ていこう。
(C) KOTOBUKIYA









































































































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