特別企画
【TAMIYA SHOWCASE】37年振りの新作! 「1/24 キャンパスフレンズセットII」同スケールの車やバイクと並べて手軽にドラマを演出
2020年10月10日 14:40
- 【1/24 スポーツカーシリーズ No.356 1/24 キャンパスフレンズセットII】
- 10月17日発売予定
- 価格:2,400円(税別)
1983年に発売された、キャンパスライフを楽しむ大学生5体と小道具、スクーター「ベスパ」からなる名キット「1/24 キャンパスフレンズセット」から37年。平成という元号をまたぎ令和元年、現代のキャンパスライフを謳歌する若者を、同じく5体+小道具+スクーター「ビーノ」でキット化した「1/24 スポーツカーシリーズ No.356 1/24 キャンパスフレンズセットII」が10月17日に発売される。価格は2,400円(税別)。今回、タミヤ秋冬の新製品展示会「TAMIYA SHOWCASE」で、この完成見本を間近に見る事が出来た。。
先代のキット発売当時は、プラモデルに限らずホビーにおける「フィギュア」と言えば、タミヤのMMシリーズに代表される兵士ぐらいで、非常に珍しかった時代でもあり、その発売は実にセンセーショナルだった。筆者も1/24スケールの「むせるメカ」と組み合わせる為に複数個買ったものである。
その後時代は移り、タミヤは2003年に「1/24 スポーツカーシリーズ No.266 1/24 ラリーメカニック セット」を発売しているが、今回満を持して「キャンパスフレンズセット」リメイクとなった。
キットの内容に目を向けると、まずスマートフォンで自撮りをする2人の女子大学生が、いかにも現代キャンパスライフを反映している。パーカー姿のポニーテールの女子大学生の大型リュックとCAPも、やはり今風。
スクーターは、83年版のイタリアピォッジオの「ベスパ」からヤマハ「ビーノ」へ変わったのにも、「おしゃれなスクーター感」の変化を感じられる。ちなみに本セットの「ビーノ」は2004年型の2代目で、非常に偶然だが、アニメファンには「ゆるキャン△」のキャラクター志摩リン(CV東山奈央さん)の愛車としてお馴染みでもある。
もっとも劇中では「ビーノ」と明言されてはおらず、エンジン音も2代目が4ストなのに対しアニメ版では明らかに2ストの音が使われていて…と、早口で語りたくなるところを割愛し、ゆるく志魔リンカラーにして楽しむのも良いだろう。
なお、先程「志魔リンカラーに」と書いたが、本製品はプラモデルなので、ランナーに付いた状態で、単色で成形されている。
展示されているは、タミヤ社内の完成見本を製作する専門部門が組み立て、塗装まで行った完成見本である事に注意していただきたい。
組み立てには、部品を切り離すニッパー、カッター、接着剤などが必要になる。こう書くと、プラモデル製作経験の無い方はハードルの高さに躊躇してしまうかもしれないが、部品点数も少なく、チャレンジするのにうってつけのキットでもあるのだ。
なにより83年当時と違い、タミヤではフィギュアの塗装を手助けしてくれる製品を多数発売してくれているので、心強い限りである。
「TAMIYA SHOWCASE」では、同スケールの新製品「1/24 スポーツカーシリーズ No.357 1/24 ロータス スーパー7 シリーズII」と並べて展示されていたが、ジオラマにしなくても、ただ置いておくだけでちょっとしたドラマを演出出来るのが、「キャンパスフレンズセットII」の魅力である事がお解り頂けると思う。
もちろん、スポーツカーシリーズ以外、1/24スケールのロボットやアニメの乗り物との相性も抜群で、プラモデル経験者なら無論のこと、フィギュアプラモデルの扉を開いてみたい初心者にもオススメできる魅力あふれる新製品であると言えるだろう。